◉CBIT(シービット)キダメソッドを受けられる前のお子さんの状況を教えてください

CBITキダメソッドを受けるのは今回2回目になります。
1回目は年長時、2回目が今回8歳(小2)になります。
年長のある日突然、一度に顔/首/腕/足のジャンプ等の体幹チック/ふんふん音声チック等あらゆるチックが絶え間なく出はじめました。
その後も3歩歩いて2歩下がったり、自転車から手を急に離し転倒したり、しゃがみ込んだり、強いジャンプを5回もしたら疲れて前に進めなかったり、見てるだけで気がおかしくなり涙が止まらない毎日でした。
そしてCBITキダメソッドを開始したものの自閉症/ADHDという事もあり、座る事さえも出来なかったので、CBITキダメソッド全8回がセットなのですが3回で中断をし、その3回も私が話を聞き、娘に教える事にしました。

CBITの甲斐あってか、半年位経った頃から強いチックが消失し(お友達と学校で何かあると全ての症状が一度に戻る事もありましたが)、弱いチックが残っている位でした。
その後も娘と一緒にCBITキダメソッドを取り組んでいましたが、小学1年生後半から中間反抗期(?)なのか私の言う事はあまり聞かなくなり、自分でCBITやってるから大丈夫と言い張るし、確かに黙々とCBIT頑張っているのはわかったのですが、結構チックが出てる事もあり、理由を聞くとCBITでは抑えきれない位強いチックだから仕方ないなど諦めモードになっていて、最近はこのまま夏休み明け学校行けるのかなというくらい力強いチックが出てきたので、今回この小2のタイミングで再度CBITキダメソッドをお願いする事に決めました。

◉今回CBIT(シービット)キダメソッドを受けられることを決めた理由を教えてください

年長でチックが出た頃、お恥ずかしいながらチックという言葉も知らず、病状をネットで調べまくり、チック/トウレットに症状が似ている事に気付きました。
薬は根本的解決策では無いと思い、更に調べていくとCBIT療法がある事を知り、その後木田さんに辿り着きました。
年齢的に早いとか、自閉症/ADHDだから等で迷っている余裕はなく、これしか方法はないという思いで連絡をとらさせて頂いたのを覚えてします(ちなみに主人も軽いですが同じ様な症状があったらしくここで初めて遺伝だと気付きました)。

◉お子さんがCBIT(シービット)キダメソッドを受けられている中で変化したこと、気づいたこと、成果があれば教えてください

拮抗反応を1箇所ずつ入れてCBITキダメソッド をしていましたが、常にどこかのチックが絶え間なく出ている状態の子には、「フリーズ」という全身を止める方が有効的なんだという事がわかり正に目から鱗でした。
娘と木田さんとの会話の中で、私が気付いていないチックも出ていた事がわかりましたし、チックが出すぎて体が痛すぎるという事も知りました。
更にCBITキダメソッドをマスターする為に自分で色々考えていた事も、目に見えない所で小さいなりに考えているのだなと思うと胸が締め付けられる思いでした。木田さんがうまく話を引き出してくれた様に思います。
発達障害の娘を理解して冷静に取り組んで頂き、木田さんには感謝でしかありません。

◉CBIT(シービット)キダメソッドを受けた感想を教えてください

このタイミングで受けておいてよかったです。
年長の時から毎日CBITは練習してきましたが、やはり強い症状には打ち勝つ事ができていなかったので、しっかりCBITを理解した上での今回の微調整は本人の為になったと思っています。
強迫性障害もあるので(こちらは完全に主人からの遺伝です)トウレットとの違いなど、お聞きできたのもよかったです。

◉CBIT(シービット)キダメソッドをどんな人に勧めたいですか

チックを持っている、特に本人が困っている方全てにおすすめしたいです。
CBITを受ける年齢が10歳頃からとありますが、もう少し早くても理解できると思いますし、とにかく悪化する前がいいと個人的には考えます。
発達障害(知能的な部分だったり、多動/不注意)がある場合は、一般的にこれらを優先して治療する事を推奨している様です。
確かにその考え方は理解できますが、私の様に親が介入で何とかなる事もありますし、ABA セラピスト(行動療法)等と連携しながら始める事で出来るのではと思っています(娘はABAを3歳から受けています)。

◉その他、何かチック、トゥレットのお子さんをお持ちの親御さん達にお伝えしたいことなどあればご自由にお書きください

シービッターズの皆様には本当に助けられています。
同じ思いを共有できるだけでなく、経験談、アドバイスは、大変勉強になりそして励みになっています。
この場を借りてお礼申し上げます。

木田のコメント

米国カリフォルニア州の小2女子ちゃんです。
2年前にも数回セッションはしていましたが、その時はさすがに幼すぎたこともあり、多動傾向もあったのでもっぱらお母さんにCBITキダメソッドの原理原則をお伝えする形になっていました。
今回2年ぶりにビデオ電話を介して会った小2女子ちゃんは、すっかり成長して一層可愛くなっていて、そして何より感銘を受けたのは、自分のチックのこと、衝動のこと、CBITキダメソッドのことを思ったよりずっと良く理解してくれていたことでした。
多動傾向は相変わらずあるので、通常の拮抗反応を入れて深呼吸で衝動を落としていくやり方は難しいかもしれないと考え、最近セッションに取り入れ始めて効果が確認されてきている「フリーズ」という完全に動きを止めてしまう手法をやってみました。
するとあんなにソワソワと動き回ってじっとしていなかった子が見事にピタッと動きを止め、10分間身じろぎもしないという驚くような姿を見せてくれました。
私とお母さんが色々と話をしていてもそれに釣られることも全くなく、微動だにしないのです。
チックの衝動もフリーズしている間に大きく減っていったようでした。
そして3回目のセッションではストンとチックがなくなってしまっていました。
4回目では多少チックの戻りはあるものの、やはり大きく減ったままでした。
最近幼稚園児や小学校低学年のお子さんにセッションすることが増えていますが、一応CBITの適正年齢は10歳以上とはされているものの、もっと幼くとも実はかなりセッションの中でやっていることは理解できるようですし、むしろ歳が若いほど効果は高い傾向が確かにあるようなので、私自身は年齢制限をあまり気にしないようになってきています。
米国生まれの小2女子ちゃんは、なんと将来はFBIで働きたいのだそうです。
犯罪者に向かって「フリーズ!」なんて叫んでる小2女子ちゃんの成長したFBI捜査官の姿も目に浮かばないではないですが、出来れば危険の少ない分析官の方にしてもらいたいな。

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