現在、シービット前は10あったチックが2まで落ちています。
ほとんど目立つようなチックは出ていません。
◉CBIT（シービット）キダメソッドを受けられる前のお子さんの状況を教えてください
小4の頃、よく首を振っていることに気づき、その頃はそれがチック症というものとは知らず、癖だと思って注意を続けていました。
その後、チック症にたどり着きました。
あの頃は焦る気持ちと、どうして良いのか訳が解らず、とにかく必死にチック症について調べました。
その後、チックはどんどん増え続け、肩を回すチック、『ん、ん』と声を出すチック、鼻鳴らし、鼻すすり、口腔内を噛むチック、腹筋、唇鳴らし、目、腕、足、次々に様々な部位に現れました。
全身が何者かに乗っ取られているような、動きが止まらない時もありました。
◉今回CBIT（シービット）キダメソッドを受けられることを決めた理由を教えてください
チックについて調べている時、木田先生のブログにたどり着きましたが、その時は落ち着いていた分、まだ気持ちの余裕も多少あり、シービットというものを受けてみようか・・・と言うと、まだ大丈夫・・・という息子の言葉に甘えており、数年間、効果が全く見えないにも関わらず、半信半疑のまま、気休めのために、薬を処方されるがまま、服用していました。
これまでに東京や大阪、最終は愛知の通院、漢方、小児鍼、カウンセリング、様々な事を試しました。
大きな波が訪れる度に、大変な日々でしたが、それでもそれが過ぎ去ると、チックは日常的にあるものの、どうにか毎日過ごしていましたが、高校二年になった頃、大きな波が再びやってきました。
まずは通院していた総合病院の発達障害の先生に相談しました。
薬をエビリファイから、違うものに変えるという事でした。
起立性調節障害と診断されていて時々電車で倒れる息子が、今までにも増して頻繁に倒れるようになり、薬を中止しました。
そうすると、貧血が治まりました。薬が原因なのかは解りませんが、そこで薬の服用をやめました。
それからは何を支えに何を希望にして向かっていけばいいのか分からなくなりました。
そんな時に、いつも読んでいる木田先生のブログから、もうこれしかない！と思い、藁にも縋る思いで決めました。
◉お子さんがCBIT（シービット）キダメソッドを受けられている中で変化したこと、気づいたこと、成果があれば教えてください
一番の大きな変化は、親子で触れ合う時間が増えたことです。
一緒にトレーニングをし、一喜一憂し、とにかくチックについて話をするようになりました。
チックがとても酷く現れていた時、息子に、生きづらい・・・・と涙を流されたことがあり、その時私はしっかりとした言葉をかける事が出来ていなかったので、ずっと心に残っていました。
今まではなんとなくチックの事を面と向かって、あまり触れられなかったのですが、木田先生から真逆の教えを受け、気持ちがスーッと軽くなり、1日のチックの状況を、どうだったとか、こうしたい、こうしてみた等、とにかくよく話すようになりました。
木田先生のお話は息子も一緒に聞いていますので、私が改めて説明することもなく、息子も木田先生のお話を、その通りに受け入れることができたことも良かったのだと感じています。
◉CBIT（シービット）キダメソッドを受けた感想を教えてください
ただただ、受けてよかった・・・・の一言につきます。
年齢とともに脳が固くなっていく為、息子の年齢が限界の年齢であることを最初に聞いていましたので、若干の不安はありましたが、幸いにも早い段階で効果が現れましたので、あの時もっと早くに始めていれば、あの波は来なかったのかも・・・息子の辛い思いをもっと少なくできていたのかも・・・・と様々な後悔を感じましたが、色々な思いをして、経験をして今がありますので、私たちにはこの時期にこのタイミングで受けたことに、意味があったのだと思っています。
それはやはり、効果が現れたから思えることだと思います。
何もしていなければ、何も変わらなかった・・・・と思います。
◉CBIT（シービット）キダメソッドをどんな人に勧めたいですか
チックで苦しんでいる子供さん、見守るご家族、薬を飲んでいても、何を試しても効果を感じず、私のように、行き場を失ってしまった気持ちになって、途方に暮れているならば、シービットを試してほしいと思います。
効果の現れは当然ながら一番望むところですが、チックに対する向き合い方や、親子の関わり方、木田先生とのおしゃべりの中でも、様々な事を学べました。息子だけではなく、私自身も救われました。
◉その他、何かチック、トゥレットのお子さんをお持ちの親御さん達にお伝えしたいことなどあればご自由にお書きください
現在、シービット前は10あったチックが2まで落ちています。
ほとんど目立つようなチックは出ていません。
何よりも、学校生活が楽になったことを息子自身がとても喜んでいます。
シービットで、自分で衝動を抑える術を学ぶことができたので、『もう怖くない！』と、自信が持てるようになったようです。
またこの先、大きな波が訪れたとしても、今までとは息子の気持ちの持ち方が明らかに違うと思います。
親子共々、 CBITキダメソッドで沢山の事を学ばせて頂きました。
木田先生には感謝の気持ちで一杯です。ありがとうございました。
(括弧内はお母さんの評価です)
三重県の高２男子君です。
CBITキダメソッドを受ける前は学校でも先生に呼ばれて心配されるほど強くチックが出ていました。
その当時に出ていたチックの量が10だったとすると、セッション最終日あたりのチックの量は2まで改善されて、学校ではほとんどチックが出ていないところまで落ち着いたようです。
CBITキダメソッドも高2くらいになってくると効きも限定的になってくることが多いのですが、高2男子くんの場合はセッション2回目くらいからかなりはっきりと効果が出てきていました。
本人が毎日熱心に呼吸練習やフリーズの練習をしていたことと、お母さんにチックが出ていることを指摘されてもイラッとしたり怒り出したりする怒り衝動の強いタイプでなかったことが大きく改善した要因ではないかと思っています。
高2男子君はとても素直でほんわかしたタイプで、お母さんもふんわりしていましたが、そのお母さんよりまだのんびりしているのだそうです。
ある意味そういうタイプの子にチックが発症するのはケースとしては割と少ない気がしますが、年齢高めでも効果が早く出たのには興奮しにくい、カッカとなりにくいという特性が関係はしていたはずです。
それが盆休みに泊まりで遊びに出た時には楽しすぎて興奮したようで、せっかく改善していたチックがぶり返してしまうということがありました。
チックと興奮が密接に関係していることを端的に示している事例でした。
時間が経てば元に戻ると思っていましたが、果たしてすぐに良くなっていき、さらに改善度は進みました。
エンジニア志望の高2男子君は物を作るのが好きなんだそうで来年は受験生ということになります。
しっかり受験勉強して志望の大学で思いっきり学問してください。
でわ。
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