◉CBIT(シービット)キダメソッドを受けられる前のお子さんの状況を教えてください

幼稚園の年中の冬からまばたきが始まり、おさまったと思ったら他のチックが次から次へと出てきていました。
幼稚園の時には自覚はなかったようですが、小学校に入学してからは息を呑むチック、ゲップをするチック、咳払いチックが始まり何となく自分でも何でしてしまうんだろうと思っていたようです(このCBITを受けるまで本人には指摘したり、チックであることは話していませんでした)。

◉今回CBIT(シービット)キダメソッドを受けられることを決めた理由を教えてください

最近咳払いが多く、公共の場でしているとコロナもあって目立ちました。
咳払いがなければ、マスクで隠れていて他のチックは気づく方はいませんでした。
チックは指摘するとひどくなるというような事も聞いていましたし、本人が色々気にする性格なのでチックであることを話すことでひどくなるかもしれないという心配がものすごくありました。
お値段もそこそこの金額でしたから、気軽にできず本当に迷いました。
ただ今まで自分なりに調べたり、子供さんがチックの方のブログを拝見させていただいていて、最初はみんなそれほど気にならないチックだった方が10才前後を境にある日突然ひどくなるという事が多いように個人的に感じていました。
そんな時に初めて学校の先生から咳払いの指摘を受け、やるなら今なのかもしれない、もし効果がなかったとしても何か解決につながる糸口が見つかるかもしれない、料金はそれなりにするけれど何もしないでこのまま過ごすよりいいのかもしれない、そう思うようになりました。
これからきっと本人が周りに言われて気づく事も増えてくるだろうから、思い切って本人にチックであることを告げて夏休みにチックと向き合おうと決心しました。

◉お子さんがCBIT(シービット)キダメソッドを受けられている中で変化したこと、気づいたこと、成果があれば教えてください

今まで本人は、「自分でもよくわからないけれどなぜかしてしまう行為がある」ということを気づいてはいたものの、見て見ぬふりをしていました。
それに本人と家族でしっかりと向き合う(指摘する)ということで、色々なチックを自分がしているという自覚が出てきました。
チックが出たら、チックをしたいという感覚が0になるまで拮抗反応を続けるということをするうちに、徐々にチックの頻度が少なくなり落ち着いてきました。
その後さらに、チックが出る直前にチックをしそう!という感覚もわかるようになり、その際にしっかり深呼吸や拮抗反応をするということで少しずつチックがでなくなりました。
最後の方には、「そういえば最近あのチックをやらなくなった気がするけど、どうなの?」と聞くと本人がそのチックの存在を忘れてしまっているというくらいになりました。
本当に驚きました。

◉CBIT(シービット)キダメソッドを受けた感想を教えてください

最初は本当に悩みながら始めたCBITキダメソッドですが、私たち家族にとってやって本当によかったです。
特に咳払いが一切でなくなったのが本当に大きいです。
朝起きた瞬間から始まる咳払い、どこにいてもわかりますし、授業参観に行くのが辛いと感じることもありました。
本人が一番辛く苦しいのはわかっていますが、チックをしている子供を見たり、咳払いが聞こえてくるたびに自分の愛情不足なのではないかと毎日感じていましたので、私も苦しかったです。
勝手に将来も悲観的でした。
ですが木田先生に、CBITキダメソッドはチックと向き合うことと最初に言われて私もどこか目を向けたくない自分から、しっかりと向き合う自分に変えなくてはいけないと思うようになりました。
また先生自身もチックがあるということで、子供の気持ちになって私にチックをしてしまう気持ちを教えてくださったことが大きかったです。
子供はうまく気持ちを表現できませんからどういう気持ちなのか少し知ることができたと思います。
先生に「チックは自分がしていること、自分でしない!という自覚をしっかり持てばチックは出せなくなる」という言葉をいただき、それを支えに親子でレッスンを受けました。
先生とレッスンを受けたことで、私たち家族はチックをオープンに話し合うことができ、あの見てみぬフリをしなければいけない日々から解放されて家族のストレスは断然減りました。
先生には本当に感謝してもしきれません。ありがとうございました。

◉CBIT(シービット)キダメソッドをどんな人に勧めたいですか

薬には頼りたくない方、金額も金額なのですぐに決断するのは難しいと思いますが、CBITをやるかどうかで迷っているのであれば、やってみることをおすすめします。
何かがきっと変わると思います。

◉その他、何かチック、トゥレットのお子さんをお持ちの親御さん達にお伝えしたいことなどあればご自由にお書きください

チックは難しい病気です。簡単に薬では治らないから本当に苦しめられます。
チックは指摘しない、見守るように言われるかもしれません。
私も子供が幼稚園の時に相談した方には、まだお母さんの魔法が効くから沢山抱きしめてあげてと言われました。
それでおさまった方もいたかもしれません。
でもそうでないのなら、何か行動してみると何かが変わるかもしれません。
皆様の参考に少しでもなれたら幸いです。

(括弧内はお母さんの評価です)

木田のコメント

神奈川県の小3男子君です。
とてもおっとりとした優しい雰囲気の小学生ですが、ボキャブラリーに「そもそも」なんてのが出てきたりして思わず笑ってしまうこともあります。
お母さんからチックやトゥレットという言葉も使わずにセッションを受けさせたいというご希望があったのですが、CBITの基本の部分にチックと衝動に徹底的に意識的になることが最も重要であるという原理原則があることをご説明して、お子さんがチックと向き合うことが大事なんですということをご理解いただいてからセッションを始めました。
小3男子君は最初からやる気は十分で、呼吸練習やチックを拮抗反応で止めていくことも熱心にやってくれていました。
途中からお母さんも一緒になって呼吸の声かけをやってもらうことにしてから更にチックの改善は加速したようです。
セッション4回目くらいでお母さんが普段はあまり気づかないくらいにチックは減っていました。
最終的には、CBITキダメソッドセッションを始める前のチックの総量が10だとしたら、セッション最終日には2くらいまでになっていました(お母さんの評価、本人の評価も同じ)。
気性が穏やかだとCBITでチックが減りやすいと感じられるのは先日の三重県の高2男子君の場合と同じです。
気性が穏やかだから効きやすいのか、重症度が高くないので怒り衝動もあまりなくて、そのために穏やかに見えてチックも減りやすいのか、この辺りはまだ解明していかねばならない課題ではあります。
大好きな唐揚げと抹茶プリンがあるとチックが出まくっていたという小3男子君でしたが、今はもうそんなこともなくなったみたいで良かったです。
やんちゃな2人の弟に手を焼くみたいですが、持ち前のおっとりでうまく受け流してテンション上げないようにしていきましょう(笑)

でわ

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