学校に通えるようになって自信がつき、不登校ゆえの不安が解消されて、チックは益々減って行くという良いサイクルに入りました。

◉CBIT（シービット）キダメソッドを受けられる前のお子さんの状況を教えてください

小３でチックが出るようになりました。
小４のときに一気に悪化し、音声チックが毎秒のように出るようになりました。
運動チックも、椅子に座りながら飛び跳ねたり、夜寝ようとしても体がバタバタと激しく動いたり、コップやリモコンなどを置き直すようにテーブルに叩きつけたり、その他色々なチックが出ていました。
不登校にもなりました。
何ヶ月か経つと、運動チックは減ってきましたが、音声チックはあまり減りませんでした。
汚言もあり、反響言語や反復言語が出ていた時期もありました。
音声チックのため不登校が続いていたので、やむを得ず投薬を開始しました。
これによりチックの種類と頻度が減りましたが、学校に戻れるほどには改善しませんでした。

◉今回CBIT（シービット）キダメソッドを受けられることを決めた理由を教えてください

息子の状況を変えられる可能性のあるものは、CBIT以外には無いように思いました。
そこで、木田先生のブログを読ませていただいたところ、論理的で説得力があり、この方のセッションなら効果が期待できると思いました。
また、セラピストの資格もお持ちだと書いてありましたので、無用な反発を招かないように上手くやってくださるだろうと思いました。

◉お子さんがCBIT（シービット）キダメソッドを受けられている中で変化したこと、気づいたこと、成果があれば教えてください

最初は２分間の深呼吸がかなり大変で、本当に苦しみながらの宿題遂行でしたが、毎日あきらめずに取り組むことで、段々滑らかに楽に呼吸できるようになりました。
それに伴ってチックも改善して行きました。
最大の変化は、普通に登校できるようになった事です。
一番目立つ音声チックがほとんど出なくなった段階で、木田先生に背中を押していただき、久しぶりの登校をしました。
それ以来、毎日登校するようになりました。
学校に通えるようになって自信がつき、不登校ゆえの不安が解消されて、チックは益々減って行くという良いサイクルに入りました。
また、不登校解消と、「怒りはチックの引き金を引く」と木田先生から繰り返し言われた事との相乗効果で、怒りを爆発させることが激減しました。

◉CBIT（シービット）キダメソッドを受けた感想を教えてください

２年間不登校だった息子が、CBITキダメソッドを開始して１か月で学校に行き始めたのには驚きました。
木田先生の的確な介入に大変感謝しております。
息子は、CBITキダメソッドを通して、チックをコントロールするスキルと、チックに支配されずに生きて行こうという強い気持ちを身に付けました。
息子があきらめずに努力を続け、自分はやって行けるという自信をつけた事が嬉しいです。
これからも、木田先生から学んだ事を忘れずに、逞しく生きて行って欲しいです。

◉CBIT（シービット）キダメソッドをどんな人に勧めたいですか

日常生活に支障が出て投薬を考えている方や、投薬しても状況が改善せず困っている方は、ぜひCBITキダメソッドを検討してみてください。

◉その他、何かチック、トゥレットのお子さんをお持ちの親御さん達にお伝えしたいことなどあればご自由にお書きください

正直なところ、ネットの情報だけを頼りに木田先生のCBITキダメソッドに申し込むのは、私にとって簡単なことではありませんでした。
でも、勇気を出して決断して良かったです。
トゥレットの治療は確立されたものがなく、何がどれだけ効果があるか人それぞれで、何をすれば良いか悩む方も多いと思います。
息子の経験がどなたかのご参考になりましたら嬉しい限りです。

(小さい方の数字はお母さんの評価です)

初めのセッションから、頭が恐ろしく切れるけれども同時に怒り衝動がとても強くて、家族に対して傍若無人な癇癪持ちな子であることが見て取れました。
これは怒り衝動が強いから相当手こずるだろうと感じましたので、セッションの中で折に触れては怒りをコントロールしないとチックは良くならないよということをしつこいくらいに言って聞かせました。
チックを良くして学校に戻りたいという気持ちは強く持っている子でしたし、非常に頭の良い子でもあったので、今自分がやるべきことがすんなりと理解できたのでしょう。チックと怒りの爆発がスルスルと減っていき、明後日から学校に行きましょう！という私の提案にもあっさりと乗ってくれて、その日から毎日2年間以上にわたる不登校の日々がなかったかのように登校し続け、修学旅行にも行ってしまったのには私も驚きました。
ああ、人間というのはこんな風に変われるものなんだと私自身が学ばせてもらった気がしています。
もともと力のある子だったので、進むべき方向と理屈さえ教えてあげれば、あとは自分でやってしまいましたという感じでした。
ある意味力がありすぎて暴走してしまっていたとも言えるのかもしれません。
これからは有り余る能力を勉学とスポーツなどに注いでひとかどの人物になってくれることを期待しています。

でわ

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