私が娘の事で今思い悩んでいる事も木田先生に話すことで、私をカウンセリングして下さっているかの様でした。毎回のセッション終了後には私の気持ちはとても穏やかで満ち溢れた気持ちになっていました。

◉CBIT（シービット）キダメソッドを受けられる前のお子さんの状況を教えてください

小1の終わりからウッウン！という咳払いが始まり、それからは腕から肩にかけての武者震いの様な動きが出てきました。
低学年ながらも周りから見ると奇妙だった様で、「○○ちゃん、ぶるぶるするのやめりー」と言われたりもしました。
その当時はこれがチックという事に気付かず、「その動き何？おかしいよ？」と、娘にも自分の体に何が起きてるか分からなかっただろうに、私からの言葉もさぞかし悲しかっただろうとただただ反省です。
それからは次から次にチックが出てきて、窓が開けられない程の音声チックや、3歩進んで2歩下がる歩き方や、歩行中にジャンプしたり急にしゃがみ込んでしまったりと、様々なチックが出てきました。
良い漢方があるとネットで紹介していた方のブログを、拝見して伺おうとも思った次第ですが、片道1000kmもある県外には行けませんでした（今思うと、諦めていて良かったです）。
その後に木田先生のブログに辿り着きました。

◉今回CBIT（シービット）キダメソッドを受けられることを決めた理由を教えてください

言葉の理解ができる10歳ごろにはCBITを受けさせたいと前々から思っていました。
娘も5年生になり、運動チックの動きが周りからの目にも誤魔化しが効かない年齢になった事もあり、娘もやりたい！と言ったので受けることにしました。

◉お子さんがCBIT（シービット）キダメソッドを受けられている中で変化したこと、気づいたこと、成果があれば教えてください

セッション始めの頃は今までと違う生活リズムになり、自由な時間が深呼吸の時間に縛られることがイヤで泣いていました。
しかし、セッションが進むにつれて自分のチックに気づくことが出来たりと衝動も少しずつ減っていく中で深呼吸が日常化していました。
夏休みだったせいでチックを出し放題だった娘も、後半のセッションでは、学校が始まった事でチックをやっつけたい！という想いが更に強くなり今は自分から「深呼吸しよ〜」と言って続けています。

◉CBIT（シービット）キダメソッドを受けた感想を教えてください

娘の場合、自分で衝動を落とすという課題がまだ残っています。
これからも衝動が下がる段階はまだまだあると言って下さったので期待を込めて呼吸法を続けたいと思います。
セッション前半は中々家での練習も上手くいかなかったりで発達障害だからなのかと心配になったりしましたが、木田先生とお話ししてその心配はないとの事や、私が娘の事で今思い悩んでいる事も木田先生に話すことで、私をカウンセリングして下さっているかの様でした。
毎回のセッション終了後には私の気持ちはとても穏やかで満ち溢れた気持ちになっていました。
先生が仰られたお言葉は一生忘れません。
本当に感謝しています。

◉CBIT（シービット）キダメソッドをどんな人に勧めたいですか

チックで困っている子供さんに、脳が成長しきってしまう前に是非試してみてほしいです。

◉その他、何かチック、トゥレットのお子さんをお持ちの親御さん達にお伝えしたいことなどあればご自由にお書きください

ご本人もチックで困っている事でしょうけどご家族の方もご心配で悩まれていると思います。
子供と一緒に自分も毎日深呼吸する事で睡眠の質が上がり眠りも深くなり、とても気持ちが落ち着くことが分かります。
薬では効かないチックは深呼吸が一番です。
チックで悩まれている方は試されてみてほしいです。

(括弧内はお母さんの評価です)

福岡県の小5女子ちゃんです。
発達障害の傾向があるということで、知らない人と話をするのは苦手なんだそうで、セッションの中でも言葉のキャッチボールは難しかったのですが、こちらの話していることはよく理解してくれて日々の呼吸練習はしっかりとやってくれているようでした。
お母さんも書いておられるように、小５女子ちゃんにはチックを拮抗反応で止めて呼吸法で衝動を落としていくやり方をセッション以外の日常の中でも出来る様になることがまだ課題として残っています。
幼稚園児くらいだと、呼吸練習をしているだけでもチックがどんどん減っていくということは起こりますが、年齢が上がっていくと、呼吸練習だけでなく、さらにチックを止めて衝動を落とすという練習もしていく必要が出てきます。
これは本人にとってはなかなかに辛い苦行でありまして、これをやり抜くにはどうしてもやる気と強い意志というものが大事になってきます。
とは言え、CBITキダメソッドを始める前のチック全体の量が10あったとして、セッションの最終回にはお母さんの印象ではそれが３くらいになっているということでしたから、やはり本人の呼吸練習の努力はかなりの成果を挙げていたということは言えると思います。
ワンちゃんのブリーダーになりたいという夢のある小５女子ちゃんにぜひ我が家の愛犬ビリーをセッション中に会わせたかったのですが、仕事場のマンションは一応ペット禁止で連れてこれなかったのが残念でした。
人付き合いが得意でなくても、その方が深く心の底でつながった少数の友人たちを得られやすいので、小５女子ちゃんの人生はきっと実り豊かなものになると思いますよ。

でわ

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