真っ暗なトンネルの中から光の射す方にどんどん近づいていけている感覚といいますか、大げさな言い方のようですが本当にそのような心境でした

◉CBIT(シービット)キダメソッドを受けられる前のお子さんの状況を教えてください

中学1年生の途中から鼻歌を歌っているような音声チックが気になり始め、中学2年生の時に精神科を受診しました。

精神科の先生からは「チックは大抵1年も経ては自然に無くなる。様子をみてください。本人のストレスになるので、家庭ではあまり触れないように」とアドバイスされました。

精神科の先生のアドバイスに従い1年余り様子を見ましたが、自然に無くなるどころか、音声チックやふんふんチックはどんどん増えていきました。

中学3年の夏頃、心配になって再度精神科を受診したところ、「チックは自然と無くなっていくはずですが、思春期ですし、音声が出るのが気になるようであれば、薬を処方できます。ただ、その薬を飲んでも、チックの症状が半分程度に抑えられるだけで、完全に止まることはありません」と言われました。

娘は「薬を飲みたい」と言いましたが、原因も効果もよくわからないまま依存性の高い薬を服用させることに母親として不安を感じたため、家族で話し合い、もう少し様子をみようということになりました。

その後は、どういう時にチックが増えるか、家庭でよく観察しました。

シチュエーションを色々と変えて実験してみたところ、どうやら娘の場合は勉強ストレスに大きく関係しているということがわかりました。

勉強をまったくしないとチックが出ないし、苦手な教科を勉強しているとチックが止まらなくなるといった状況です。

そこで、勉強ストレスをなるだけ減らす生活を心がけるよう工夫して過ごしました。

4カ月ほどはそれなりに上手くいっていたのですが、中学3年の3学期頃、進路選択の場面に直面して状況が一変。

チックが目に見えて増えていきました。

家庭でどう工夫してもそれを上回るストレスにより、チックの症状がまったく改善されません。

そこで、今は進路選択に集中するしか方法がないと判断し、「高校に進学するまではチックが増えると思うけど、がんばって乗り越えよう」と娘と話し合いました。

娘は、チックが増えても弱音を吐くことなく、学校を休むことなく、本当にがんばっていたと思います。

学校生活にも支障が出るほどの状態でしたので、静寂を要する科目の授業やテスト時間などは別室で受けるなど、学校で便宜を図ってもらったりしていました。

高校に進学後は、チックの症状が落ち着くことを期待しましたが、勉強の不安に加えて環境の変化に対するストレスで、返事をしているのかチックをしているのか区別がつかないくらいに、悲しいくらいに症状が悪化していきました。

娘から聞いた話によると、通学のために電車に乗ったら、見ず知らずのオジサンから「うるさい!!」と怒鳴られ、泣きながら次の駅で降りたことも何度もあったそうです。

本当に可哀想だなと思いました。

高校1年の5月頃、あまりのチックの酷さに、「お母さん、薬が飲みたい」と言い出しました。

漢方を処方してもらうなど、いろんな方法を試しましたが、どれもあまり効果が感じられず途方に暮れていた頃、木田先生のCBITキダメソッド療法のホームページにたどり着き、現在に至るという経過です。

◉今回CBIT(シービット)キダメソッドを受けられることを決めた理由を教えてください

万策尽きて途方に暮れていたからです。

何をやってもチックが治らない状態が3~4年続いていたもので、期待というよりも不安の方が大きかったです。

ただ本当に、何かを試さないと後がないと思うくらい精神的に追い込まれていたので、「効果があってもなくてもいい。もしかしたら騙されているのかもしれないけど(先生、ごめんなさい!)それでもいい。」といった、藁をもすがる心境で申し込みました。

これでダメならもう一度精神科を受診して薬を飲ませるしかないとも思っていました。

◉お子さんがCBIT(シービット)キダメソッドを受けられている中で変化したこと、気づいたこと、成果があれば教えてください

木田先生との毎週のセッションが、私はとにかく楽しみでした。

娘にとっては、「チックは止められる」と確信できたことは、大きな自信につながったと思います。

セッションが終わって1か月弱が経ちましたが、チックが出たら呼吸法をするということを真面目に実践している様子です。

セッションが終了した直後から猫の鳴き声のような新たなチックが登場したのですが、娘はそれにも焦らず深呼吸でコントロールしようとがんばっています。とてもエライなと思います。

木田先生とのセッションは、母親である私にとっても大きな変化がありました。

今までなんとなくタブー視していたこと(チックや発達障害の症状など)を、木田先生という第三者を介して、娘とざっくばらんに話し合える時間を持てたことがとても有り難かったです。

チックのことや発達障害の症状のことなど、誰にも相談できず心の中で悶々と抱え込んでいたものが、木田先生とのセッションを通じて1つ1つ昇華されていくような感じといいますか、真っ暗なトンネルの中から光の射す方にどんどん近づいていけている感覚といいますか、大げさな言い方のようですが本当にそのような心境でした。

セッションを終えるごとにどんどん気持ちが軽くなっていきました。木田先生には感謝の気持ちていっぱいです。

◉CBIT(シービット)キダメソッドを受けた感想を教えてください

「本当に受けてよかった」その一言に尽きます。

人生が大きく変わると思います。チックで悩む子どもだけでなく、私たち親にとっても。

依存性の高い薬に頼らずに済み、本当によかったと思っています。

◉CBIT(シービット)キダメソッドをどんな人に勧めたいですか

チックで悩む人たちに広く情報が届くといいなと思います。

チックトゥレットCBIT感想文

木田のコメント

福井県の高1女子さんです。

私はこの高1女子さんとのとても和やかなセッションが好きで毎回楽しみにしていました。

基本とてもシリアスな女の子なのですが、心の中にあることがそのまんま表情に出てくるようなコミカルなところがあって、その度に笑いを堪えるのに苦労したりしてました(笑)

お母さんが文中で書いておられる通り、セッションを開始してすぐに減っていったチックが、試験期間になってくるとまた急に増えたりと結構苦労していました。

勉強のストレスがチックの引き金を引いてしまうのがかなりはっきりしていました。

物忘れをしやすいなどの点がうちの息子によく似ていたので、一所懸命やっても勉強がなかなか成果を出しにくい特性があるのではないかとお互いの子供の共通点についてお母さんと話し合ったりもしてました。

とても真面目な子なので、拮抗反応を入れて呼吸練習をするのはとても熱心にやってくれていたようです。

なんせ本人は法律家になろうというしっかりした志を持っている人なので、勉強のストレスと折り合いをつけながらチックをコントロールしていくという難易度の高い課題はありますが、努力家ですのできっと彼女なりのやり方というのを見つけてくれるものと信じています。

彼女が法律家になった暁には、私がなんかやらかした際に弁護してくれるとか、お目こぼししてくれるとか、何かお世話になることもあるかもなあとか妄想したりしてます。

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