2回目のセッションからフリーズというやり方が入り、一気にチックが減っていきました。

◉CBIT(シービット)キダメソッドを受けられる前のお子さんの状況を教えてください

昨秋(幼稚園年長)に首を右に振るようになりました。

1週間後の夕方、首・顔・音声・体幹の症状が全て同時に30分以上止まることなく出現し、寝かしつけ時には、絵本をみる息子がうつ伏せで跳ね続けるという、衝撃的なチックのスタートでした。

同時に癇癪や不安障害、強迫性障害も始まりました。

溶連菌等の影響ではないかと病院で様々な検査をしましたが、何も異常は見つかりませんでした。

チックのデパートのように、入れ替わり立ち替わり新たなチックが現れ、CBITを知るまでの2ヶ月間は様々な漢方を飲んでツボをマッサージするなどしていましたが、癇癪には効いてもチックに変化はなく、薬疹なども出てきて行き詰まっていました。

◉今回CBIT(シービット)キダメソッドを受けられることを決めた理由を教えてください

木田先生のブログで拮抗反応を知った時、息子がピアノのコンクールの舞台上で回りかけた首をグッと止めて二曲弾いた後、1週間全くチックが出なかったことを思い出し、これがCBITの原理に近い行為であれば、きちんと学ぶことで効果が期待できると感じました。

そこで、まだ深呼吸が難しい息子と毎日おもちゃの吹き戻しで遊ぶようにしたところ、1ヶ月程で、チック開始当初から1日も止まらなかった座りジャンプが止まりました。

その頃、早い段階で変な癖がついたと気付いていた息子が「治したい!」と泣いて訴えるようになったため、春休みに合わせてセッションを申込みました。

◉お子さんがCBIT(シービット)キダメソッドを受けられている中で変化したこと、気づいたこと、成果があれば教えてください

本人に告知した時は少し考え込む様子がありましたが、初回セッション後には前向きになり、自ら叔父に「チックって知ってる?」とCBITのことを話していたのは驚きでした。

当時、呼吸しづらいチックがあり苦しくて寝付けなかった息子が、初回セッションを受けた夜から拮抗反応を入れながら眠れるようになり、とても嬉しかったです。

2回目のセッションからフリーズというやり方が入り、一気にチックが減っていきました。

チックキャッチゲームではチックに気付けなかった息子ですが、「合図をされたら今何のチックが出ていたか自分で考える」宿題から、少しずつチックに気付けるようになりました。

すると、音声以外のチックも減っていきました。

◉CBIT(シービット)キダメソッドを受けた感想を教えてください

家族全員、CBIT療法を受けて本当に良かったと思っています。

メソッドは言うまでもありませんが、木田先生ご自身がチックのムズムズを経験されていることで、幼い息子が伝えにくい感覚を言葉にしてもらえ、理解者を得られたことは、息子にとってとても良かったと思います。

親から言われると「これは違う」と拒否したことも、「おっちゃんも~」と説明されると素直に深呼吸に取り組んでいました。

親がネット等で際限なくチックの情報を得られるのと違い、息子は他の誰ともチックの感覚を共有できなかったのだと気付き、とても不安だっただろうと思いました。

セッションも楽しい雰囲気で進められるので、毎日の深呼吸は嫌がってもセッションは好きなようでした。

息子も、「CBITやって減ってきたから、これからもCBITがんばりたい!」と言っています。

◉CBIT(シービット)キダメソッドをどんな人に勧めたいですか

チックを止めたいと思う全ての方にお勧めしたいです。

◉その他、何かチック、トゥレットのお子さんをお持ちの親御さん達にお伝えしたいことなどあればご自由にお書きください

チックは、子供本人も辛いけれど、見守る大人もかなり辛いと思います。

CBITを知るまでは、突然変わった息子を前に、平静を装うのが精一杯でした。

皆が静かに座るスイミングのプールサイドで息子が首を振りながら跳んでいる光景は、変わってしまった現実を突きつけられているようでした。

子供が寝た後は毎晩泣いて、思い詰め、一晩中チックについて調べて落ち込む。

そんな日々は経験したことのない辛さでした。

ですが、8回のセッションを経た今は、あの頃が嘘のように心から笑えるようになりました。

チックが目立たなくなった今も動きには過敏になりますし、今後ピーク年齢に向かうことに不安が無いわけでもありません。

でも、CBITでコントロールできると思うと心が落ち着き、呼吸を促すことができます。

今、同じように苦しまれているご家族は沢山いらっしゃると思います。

症状や効果に差はあるかと思いますが、こういうパターンもあったのだと、我が家の体験談をCBITを検討する際の材料の一つとしていただけたら幸いです。

チックトゥレットCBIT感想文

木田のコメント

大分県の小1男子君です。

お母さんからセッションのお申し込みがあった時点ではまだ幼稚園児だったので、さすがに年齢的にどうかなとは思ったのですが、ピアノの発表会にも参加したりしているということでしたし、本人がチックをなんとかしたいと強く思っているということでしたので、地道に努力することに慣れているし、何よりやる気があるので大丈夫だろうと判断してセッションをさせていただくことにしました。

結果的には大成功で、写真のチック階層表で分かるようにセッションを重ねるごとにチックは減っていきました。

あまりに幼いとセッションにちゃんと参加することが難しかったり、呼吸の練習などがきちんと出来ないのではとこちらも心配してしまうのですが、今までセッションさせてもらった何人かの幼稚園、保育園児、小学低学年児はおおむね良い結果が出ていて、年長者よりむしろ成果は高いと言っても良いくらいなので、やはり脳がまだまだ柔らかいうちだとチックの出てくる回路を付け替えてしまうことが容易なんだなという仮説がより強化されていきそうです。

お母さんの感想文の中にもある通り、小さなお子さんがチックを発症する時には一体何が起きているんだろうと驚愕するような症状の連鎖が始まり、お母さんは絶望のどん底に落とされてしまうことがしばしばあります。

セッションをする毎にそれらの症状がスルスルと落ちていくのはやっている私自身も不思議な気がするほどで、特に幼稚園、保育園児ではそれが顕著に起こることが多いです。

大分の小1男子君は非常に聡明でピアノも上手く、ジュラシックパークのテーマを弾いている動画を送ってくれたのを見て、うちの中3のせがれのバイオリンより上手いやん!とそのレベルの高さに驚きました。

将来は考古学者になって恐竜の発掘をしたいのだそうです。

東大やらハーバードやらに行って偉い人になるんだろうなと今から楽しみです。

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