初めは呼吸法に意味があるのか親子とも半信半疑でしたが、色々な呼吸法を試していくうちにチックが劇的に少なくなっていきました

◉CBIT(シービット)キダメソッドを受けられる前のお子さんの状況を教えてください

小学2年生の時に咳のような音が出るチックが始まりました。

それから舌を巻くようなチックや口を大きく開け顎が痛むチック、息を吸うチック、腕がこわばるチック、舌を出すチック、太陽や電球を見てしまうチック、目を見開くチック、目がくるくる回るチック、お腹をへこませるチック、歯ぎしりしてしまうチック、足がむずむずするチック、首を振るチック、何かを押さえたくなるチックと色々なチックに悩まされ、なすすべもなく苦しんでいる息子をさすってやるしかできませんでした。

◉今回CBIT(シービット)キダメソッドを受けられることを決めた理由を教えてください

鍼治療や漢方薬も経験しましたが、電車で2時間と遠くお金も高く、コロナ禍で県外に行くこともできなくなっていました。

薬を飲んだら良くなるんじゃないかと考えていた息子がリスパダール服薬するも良くならない事がきっかけとなり、親子ともにチックと付き合っていく術を身に付ける方法にかけてみようと思いCBIT療法を受けることを決めました。

◉お子さんがCBIT(シービット)キダメソッドを受けられている中で変化したこと、気づいたこと、成果があれば教えてください

初めは呼吸法に意味があるのか親子とも半信半疑でしたが、色々な方法を教えていただき、色々な呼吸法を試していくうちにチックが劇的に少なくなっていきました。

衝動がゼロになるまでやり切ったことをきっかけにチックを止められるようになりました。一番つらかった足のむずむずのチックが止められたことが息子は嬉しくて、他のチックも止めてみようという気持ちに繋がったようです。

息子のあみ出した呼吸法は息を吸いすぎない程度に吸い、吐きすぎない程度に吐くという呼吸法です。

色々な呼吸法を試していく中でこの呼吸法が一番いいことに気づいたようです。今では拮抗反応をしなくても呼吸法だけでも軽いチックなら止めれるようになったようです。

特に学校で便利なようです。

 

◉CBIT(シービット)キダメソッドを受けた感想を教えてください

息子の感想

始める前は呼吸だけでチックが止めれるとは夢にも思っていなかったけど、自分の呼吸を見つける事で自分の力でチックを止められる事がわかり嬉しかったです。

母の感想

木田先生と息子のやりとりがほほえましく笑顔が絶えませんでした。

それだけではなく息子のチックを誰よりも理解し的確なアドバイスをして下さいました。受けるたびに色々な方法を習得しチックを克服していく姿に驚く日々でした。

効果があった為息子も嫌がることなく自主的に取り組んでくれました。

親として苦労したという感覚はありません。

木田先生ありがとうございました。

 

◉CBIT(シービット)キダメソッドをどんな人に勧めたいですか

チックで辛い人。自分の力でチックを止めたい人。

◉その他、何かチック、トゥレットのお子さんをお持ちの親御さん達にお伝えしたいことなどあればご自由にお書きください。

息子のチックを治してやりたいと思っていた時は、チックが出た時にがっかりしている自分がいました。

息子にもそれが伝わり親子ともにつらい日々を過ごしていました。

でも今はチックが出てもがっかりすることはなくなりました。

「チック出た。今から止めるわ。」 「止まった!」という息子の頼もしい言葉に嬉しくなる毎日です。

これからも色々なことがあると思いますが息子と一緒に乗り越えていきたいと思います。皆さんも一緒に頑張りましょう。

 

木田のコメント

兵庫県の小5男子君です。

昆虫や生き物が大好きで、将来は研究の道に進むのもいいかもと話している典型的なトゥレットの頭のいい子です。

ゴキブリも掴めると言っていたのを聞いた時はギョッとしましたが。。。

顔が丸っこくて表情が柔和なので、何となく雰囲気がコアラかウォンバットのような感じがして、話していると癒されます。

私の伝えるCBITの原理原則みたいなものをしっかり理解してくれて、どんどん創意工夫をしながら自分なりの呼吸法や拮抗反応を編み出していきました。

まだチックにはなりきっていないけれど、足がムズムズするという症状はトゥレットの子にはよく見られます。

このムズムズを解消するために蹴ったり、床を踏んづけたりしだすと運動チックとして固定されていきます。

小5男子君もこの足ムズムズに悩まされていました。

拮抗反応として、足を床にグッと押し付けて、腰を浮かすくらいのつもりで力を入れるというやり方を使いました。

呼吸の仕方も自分なりの工夫をして、ムズムズが大きく減っていったのがやる気に火をつけたようで、毎日のCBITの練習も熱心にやってくれました。

落ち葉や縁石を踏まずにはいられないなどの強迫的なこだわりも結構あって、これには認知行動療法の暴露反応妨害法(ERP)という改善法を使ってみました。

暴露反応妨害法というのは、一言で言うと「やりたいこだわり行為をあえてやらないようにする」というもので、「出したいチックを出さない」というCBITと原理的には同じ療法です。

落ち葉を踏みたくなってもあえて脚を前に進めて落ち葉を踏まずに先に進むということを続けていきます。

小5男子君とお母さんはこの方法をバクロ、バクロと呼んで熱心にやってくれていたようです。

今まで何回もこのブログで言ってきたことですが、この小5男子君を見ていてつくづく思うのは、やはり本人のやる気と創意工夫が大事なんだなあということです。

チックを良くしたいという気持ちが強ければ強いほどCBITの効果は大きくなるようです。

兵庫の小5男子君は、持ち前の頭の回転の速さでこれからもチックとこだわりを制圧していってくれると思います。

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