シービットとはまず、本人にチックのことを認識させることから始まると聞きびっくりしました

◉CBIT(シービット)キダメソッドを受けられる前のお子さんの状況を教えてください

3歳くらいの頃、しきりに目をパチパチさせているのが気になり眼科に行った所、チック症と言われました。

その後、鼻すすりや舌噛み、口をクイクイ開けるなどが、数ヶ月続いては、なくなり…を繰り返し、出てくる度に、いつまで続くんだろうか、また違うのが出てきたらとハラハラ心配する日々でした。

4年生には目立ったチックが出ず、チック自体が治まったのかと安心していましたが、5年生の夏休みが終わる頃に、咳払いから喉を鳴らすようなチックが始まりました。

他にも色々と気になる動きはありましたが、喉を鳴らすのがとにかくしんどそうで、その様子を見ている私も辛く、本人よりも私が参ってしまいそうな日々でした。

◉今回CBIT(シービット)キダメソッドを受けられることを決めた理由を教えてください

それからというもの、チックをなんとか治せないものかと、ネット検索や知り合いに聞いたことなど、とにかく何でも取り入れようと躍起になり、娘の大好きだった小麦で出来ている食べ物や砂糖、おかしをとにかく食べさせないようにしたり、テレビやゲームでチックがひどくなっていたので、できるだけやらせないようにしたり…娘の大好きな物、事がことごとくやれない日々に突入してしまいました。

チックは優しい無視をしてあげることが大事と何を見ても書いてありましたので、娘には、5年生のこの段階でもチックのことを何も伝えておらず、娘も急に色々なことがだめになり、食べれなくなり、訳もわからず…ストレスを抱えていきました。

小さい時なら触れないでいられたチックも、やはり11歳になってくると、本人もやっていることに気がついています。

ですが、私も主人も不自然なほどそれについて触れず、娘自身も必死で隠すようにしているのがわかり、それもまた可哀想で、触れられないこともまた親と子ともにしんどく、この当時は本当に辛かったです。

そんな状態でも、娘はがんばって学校には行っていましたが、一向にチックはなくならず、好きなこともやれず、どんどんと顔から明るさが消えていくように感じ、楽しいことがなんにもないと漏らすようになっていきました。

そんな時に、知り合いの方からシービットを教えていただき、木田さんを紹介して頂いたのです。

シービットとはまず、本人にチックのことを認識させることから始まると聞きびっくりしました。

そんなことをして大丈夫なんだろうか、そして、娘は極度の人見知りで、大人の男の人が苦手ときているし、厳しいトレーニング…娘にできるだろうか。

色々と不安はありましたが、ご本人もチックで苦しんでこられた木田さんなら、娘も安心なんじゃないだろうか、やってみないことには何も好転しない、このままでは娘も親もトンネルから出られないと、挑戦をしてみることにしました。

◉お子さんがCBIT(シービット)キダメソッドを受けられている中で変化したこと、気づいたこと、成果があれば教えてください

シービットを体験された体験談を読んで、娘はまだ全然軽い方なんだと知りました。

それでもこんなに大変なのに、もっと大変な子供たち親さんたちがいる、そして必死でがんばっていらっしゃる…それを知っただけで私はもう涙が止まりませんでした。

シービットを受ける前にまず、娘にチックのことを話しました。

どんな反応をするだろうと怖くもありましたが、娘はポロリと涙を少し流し、でも受け入れたように見えました。

なんにせよ、家でチックを隠さなくてもよくなったこと、話せるようになったことで、すごく気が楽になったんではないかと思います。

話した日から少しずつ笑顔が増えていったように感じました。

そして、木田さんとのセッション中はずっと人見知りが炸裂しておりましたが、それでも一見真面目で優等生タイプの娘なので、がんばっていたように思います。

ですが、、最初の頃、セッションの時以外自分で行うシービットはなかなか腰が上がらず親がやきもき…喉ならしチックはしんどいが、我慢できないほどでもない、友達にも何も言われないから大丈夫という感じで本人の困り感がそれほどではないことが、逆にシービットをやることで段々わかってきました。

ある意味、そこまで困っていないんだな…と感じることは親からしたら少し安堵する材料にはなりました。

ただ、今は軽いかもしれないがもっと大変になる可能性もないわけではありません。

シービットをやっている、呼吸法をやっている最中だけは絶対にチックが止まるという事実。これは本人が一番身を持ってわかったことだと思います。

止めることができる。

これを知ったことは大きな事だと思います。

そして、セッションも終盤に差し掛かる頃、少しずつですが、ふとしたときに自ら呼吸法をやっている姿が垣間見えるようになってきました。

◉CBIT(シービット)キダメソッドを受けた感想を教えてください

本当にやってよかったと思います。

木田さんが、人見知りの娘に色々話しかけてほぐしてくださったり、少しでもやる気が出るよう色々な提案をしてくださったり、感謝しかありません。

なにより、木田さんご自身もチックに悩んでいるということで、わかってもらえる安心感はすごくあったように思います。 

セッションを始めた頃本人のやる気に比例してかチックがなかなか減らず、かえってひどくなった時もあり…あぁ、娘はシービットが効かない30%の方か、と親が落ち込んだ時もありました。

ですが、これからシービットをやられる方最後まで諦めないでほしいです。

娘のチックは残り2回目くらいから急に減っていきました。

本人が必要に思った時に、シービットはチックに立ち向かう最強の武器になると思います。

自分のためにがんばること、それを教えてもらったように思います。

◉CBIT(シービット)キダメソッドをどんな人に勧めたいですか

チック、トゥレットに悩まれている全ての方に。やれる環境にあるなら、まず、やってみて欲しいと思います。

◉その他、何かチック、トゥレットのお子さんをお持ちの親御さん達にお伝えしたいことなどあればご自由にお書きください。

シービットはたとえその時に効かなくとも、やり方を知っているだけでもきっとその子の今後を支えていってくれるものになる、と信じています。

日々、本当に大変だと思いますが、親も子もチックに立ち向かって行きましょう!

木田のコメント

岐阜県の小5女子ちゃんです。

漫画を描くのが得意で、リンゴとミカンという姉妹が出てくるコント漫画のようなものを描いて、トーンまできちんと貼って仕上げたものを見せてくれました。

これがなかなか小学生の描いたものにしてはよく出来ていて、将来はプロの漫画家になれるかもと思わせるものがあります。

チックと戦うファイティングポーズを取っている自分自身とそれを応援する家族と私木田の姿も入った絵も描いてくれました。

お母さんが書いておられる通り、本人には実はそれほどチックに対する困り感がなくて、8回のセッション全体の前半ではあまり熱心に練習はしていなかったようです。

年末にファイティングポーズの絵を描いたあたりから、お母さんに家庭内プラクティショナーになってもらって一緒に練習してもらうようにしたのでしたが、これが効いたみたいで、俄然本人にもやる気が出てきたようで、そこあたりからチックが急激に減っていったようでした。

最終的にはCBIT前のチックの総量が10だったとすると、最終回のお母さんの感じるチックの量は3、本人の感じる衝動とチックの量は2ということでした。

毎日の練習が、練習しなさいよと母さんに言われて一人で孤独に呼吸練習するとなるとなかなか毎日続きにくかったりしますが、お母さんも一緒に声をかけてくれながらやる練習には子供もやる気を鼓舞されるところがあるらしく、お母さんプラクティショナーのやり方を取り入れてから成果が出やすくなっている感じはあります(全部が全部ではありませんが)。

小5女子ちゃんのプロ漫画家デビューがいつになるのか、どんな作風の漫画になっているのか、今から楽しみです。

トゥレットとの戦いの日々の漫画も描いてもらったらいいかも。

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