セッションが終了する頃には開始前の3割程度にまでチックはおさまっていました。
◉CBIT(シービット)キダメソッドを受けられる前のお子さんの状況を教えてください
4、5歳頃から目をショボショボし始め、その後、鼻ピクピクや首回しなどの運動チックがありました。
中3ぐらいから喉をクッ、クッと鳴らす音声チックが始まり、高2の春頃に第一回目の緊急事態宣言で学校が休校中に生活のペースが乱れ、スマホを使用する時間が長くなり、一気に音声チックがひどくなりました。
キーッ!キーッ!と耳をつんざく様な奇声や激しい喉鳴らし、叫び、エコラリア(繰り返し)など次から次へと増えていきました。
◉今回CBIT(シービット)キダメソッドを受けられることを決めた理由を教えてください
色々と自分なりに調べながら藁にもすがる思いで、鍼治療や小児科での薬の処方、漢方取り寄せ、サプリメント等試しましたが、どれも効果はなく、むしろひどくなる一方でした。
いよいよ手立てを見失ないそうなところで、通っていた小児科からCBIT療法を紹介されました。
ただ、今まで受けた鍼、漢方など、どれも高額にもかかわらず全く改善されなかったので、受ける事に対しての不安があり悩みましたが、CBITにかけてみよう!と覚悟を決めて申し込みました。
◉お子さんがCBIT(シービット)キダメソッドを受けられている中で変化したこと、気づいたこと、成果があれば教えてください
セッションを開始した頃は木田先生にご指示いただいた呼吸法を息子本人も比較的頑張って実行していたので、衝動が少しずつ抑えられているようでした。
慣れてくると呼吸法をさぼるようになり、また衝動がぶり返したりしてました。
それを見ている親として「お前が頑張らなどないすんねん!呼吸法せんかい!」と圧をかけてしまったのも良くなかったみたいです。
しかしセッションが終了する頃には開始前の3割程度にまでチックはおさまっていました。
◉CBIT(シービット)キダメソッドを受けた感想を教えてください
CBIT以外では全く成果がなくむしろひどくなる一方でしたが、CBITである程度改善が可能とわかっただけでも、本人にとっても家族にとっても大きな救いとなりました。
今でも、テスト期間中とかにはひどくなったりもします。
実は先日、息子のコロナ陽性が判明し、一週間程ホテル療養した際に、軟禁状態でほぼスマホの画面しか見ない毎日を過ごしており、自宅に帰ってきた頃には、CBITを受ける直前ぐらいのひどさまでチックがぶり返していました。
今は、ある程度落ち着いているので、受験生でもありますし、暫くはそんな状態を繰り返すのかと思います。
◉CBIT(シービット)キダメソッドをどんな人に勧めたいですか
チック、トゥレットに悩んでいる全ての当事者と、そのご家族におすすめしたいです。
多くの方がトンネルの暗闇の向こうに僅かな光を感じる事が出来るのではないかと思います。
兵庫県の高3男子君です。
お父さんが問い合わせをされてきたかなりレアなケースでした。
セッションの同席もお父さんが仕事を休んで出てきてくださってました。
結構怖い感じのお父さんでしたが、この高3男子君とお父さんは、セッションの最中にお互いの顔を見ることがよくあり、その感じがなんとも面白くて、私はセッション中に笑いをこらえるのに苦労することが何回もありました。
高3男子君は割と真面目にCBITの練習をしてくれているようではあったのでしたが、セッションを重ねていってもなかなか衝動が落ちていかず、うーんこれは年齢もそこそこ高いせいなのかなあと不思議に思っていました。
お父さんによると、家の中では常に怒声が飛び交っているらしく、お母さんの怒声もその中に混じるらしくて、家庭内での高3男子君のチックに対する圧力が結構高いことが分かってきました。
と言っても高3男子君がその圧力に萎縮しているような雰囲気は全くなく、むしろ飄々とどこ吹く風みたいに過ごしているようでもあって、ご両親はそういう危機感のなさに怒声をあげているという感じのようでした。
いずれにしても家の中で怒声が飛び交っていてはチックの衝動は下がりにくいので、ご両親にも癇癪起こすのを禁止にしてもらい、高3男子君には必死で呼吸をやりつつチックをブロックして衝動を落としていくように言いました。
最終的にはお母さんの感覚では、CBIT前のチックの量と強さが10だとすると、CBIT後は3か4くらいまでは下がった、お父さん的には大きな改善があったと思うというレベルまでチックは減っていたようです。
私的にはもっとチックを減らしたかったなあという思いはあり、大成功とはとても言えないのではありますが、チックが6割、7割減になったことで家庭内の怒声がかなり減ったようでしたので、まずは良かったとさせていただきます。
それにしても、高3男子君とお父さんが顔を見合わせているあの姿と表情を思い出すと、私の顔は思わず緩んでしまいます。
お互い色々な思いを抱えてはいたのでしょうが、ああ、味のあるいい親子だなあと思わずにはいられないのです。
来年は高3男子君も受験です。
なんだかんだ言いながら要領は良さそうなので、するすると希望の大学にもぐり込んでしまいそうな気がします。
でわ
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