1週間を過ぎたあたりからチックの出る回数や衝動が急激に減少し、2週間後には殆ど出ないくらいまでになりました
◉CBIT(シービット)キダメソッドを受けられる前の状況を教えてください
小学3年生の頃にチックを発症しました。
最初はまばたきから始まり、その後喉や鼻を鳴らすチックが出ました。
小中高と何度か人にうるさいと指摘されることはありましたがそれ程自分は気にしていませんでした。
しかし大学2年の終わりごろ、期末試験のプレッシャーとストレスから喉を鳴らすチックの症状が物すごくひどくなり、その時のテストは先生に相談し別室で受けました。
親が本気で心配する程悪化したので、あまりチックを気にしていなかった母が色々調べてCBIT療法を知りました。
◉今回CBIT(シービット)キダメソッドを受けられることを決めた理由を教えてください
前記のように喉を鳴らすチックがひどくなったことにより、自分としてこれ以上チックによって人生を振り回され続けるのは絶対に嫌だと思った事と、学校でも周りの人に自分のチックで迷惑をかけたくないと思い、CBITを受けることを決めました。
薬に頼るのも嫌だったのでCBITでチックを抑えられるならそれが一番良いかなと思ったからです。
◉CBIT(シービット)キダメソッドを受けられている中で変化したこと、気づいたこと、成果があれば教えてください
CBITセッションでは喉や鼻を鳴らすチックは呼吸法を使って、まばたきに対しても拮抗反応をする事で抑えるやり方を学びました。
最初はチックを抑えるのが思った以上に大変でしたが、1週間を過ぎたあたりからチックの出る回数や衝動が急激に減少し、2週間後には殆ど出ないくらいまでになりました。
またセッションで学んだ深呼吸も自分にとって有効で、緊張したときやイライラした時にやる事でそういった感情を抑えることが出来ました。
◉CBIT(シービット)キダメソッドを受けた感想を教えてください
CBIT療法を受ける前はこれだけ症状がひどいのだから本当に自分のチックを抑えることやトレーニングを続ける事なんて出来るのかなと思っていましたが、これほど短時間でチックをほとんど出なくなるまで抑えることが出来るなんて自分も想像していませんでした。
大学の授業中や電車内、家庭でもチックの事を気にせずにすんでこれ以上チックに振り回されずに生きることが出来ると思うと本当にCBIT療法は間違いなく自分の人生を変えてくれたと思います。
◉CBIT(シービット)キダメソッドをどんな人に勧めたいですか
チックに悩む人全てにこの療法を勧めたいです。
チックが原因で日々悩んでいる人にとって、この療法により日常生活のストレスや不安が大きく減ると思います。
◉その他、何かチック、トゥレットのお子さんをお持ちの親御さん達にお伝えしたいことなどあればご自由にお書きください
症状が強く出た大学2年の時に自分はずっとこれからチックの衝動や症状に怯えながら生きるのは絶対に嫌だから何が何でも治したい!と思いCBIT療法を受けることを決意しました。
今はチックの衝動や症状とはほぼ無縁の生活を送ることが出来て毎日が幸せに感じます。自分は今までチックはどうやっても抑えられないと思っていましたがセッションを通してチックは自分で抑えることが出来るものだという事を強く感じました。
木田さんには本当に感謝してもしきれません。
セッションでのご指導ありがとうございました。
東京都の大2男子君です。
20歳ですので、私のCBITクライアントの中では一番年上になります(別枠で中高年の方もいますが)。
本人にチックを改善したいという気持ちが非常に強かったので、練習も熱心にやってくれたようで、あれよあれよという間に一番問題になっていた音声チックは消えていきました。
20歳でもこんなに劇的に改善するんだと私自身がCBITに対する自信を深めることが出来ました。
本人がCBITをやりながら自分の身体に起こっていく変化の意味を深く意識していたようで、CBITで最も重視する「気付き」がいやが上にも高まっていったんだろうなという印象を持っています。
癇癪はないとのことでしたが、ちょっとしたことにイラッとしてしまう自分が嫌だと言っていたのが、チックが減っていくにつれて、そんなこともありましたねみたいに過去のことになっていったのが興味深かったです。
チックとイライラや癇癪が連動して減っていくのはよくある事で、チックが減ったからイライラが減るのか、イライラが減るからチックが減るのか、その辺はまだよく分かっていません。
トゥレットの子に良くある不安も強いタイプで、今回音声チックが悪化する引き金になったのも試験に対する不安だったようです。
難関大学の学部のトップ10に常に入っているというエリートでありながら、そこからこぼれ落ちる不安に苛まれていたようです。
私たちトゥレット族にとって不安というのは生涯にわたって続く友みたいなもので、それがあるおかげで一所懸命努力するし、準備するし、リスクに敏感になれるなど、成功するのに非常に大事なことを自然にやらせてくれる一種の能力なんですが、そういうことを説明すると腑に落ちたみたいでした。ただし、なかなか幸せにはなれない(幸せを感じにくいという意味で)ということも伝えると、かなりがっかりしたようではありました(^^)。
色々聞いていくと、結局彼女ができればOKなんじゃないかということも分かってきて、焦るな、君のようなエリートにはほっといても女性たちは寄ってくるからと言うと安心してました。
不安がチックの引き金になるのなら、不安をコントロールするのも重要なチック改善のテクニックということになりますね。
この大2男子君が、彼のフィールドで生き生きと活躍している姿が想像できます。
もしかしたら私もお世話になるかも。どやろ、それはないかな、地域が違うから。
でわ。
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