セッションを受ける前に木田先生から「セッションが終わる頃には大きな変化がおきているはず。」というメールをいただきましたが、本当にそうなっています

◉CBIT(シービット)キダメソッドを受けられる前のお子さんの状況を教えてください

小学4年生の秋あたりから風邪をきっかけに咳払いチックが始まりました。

小学5年生の冬に咳払いチックが治ったと思ったら、鼻を思いきり吸ってビーッビーッと音を出す豚鼻チックと、同じ頃、歯列矯正を始めてからは口をグニャグニャ動かすチック、目をパチパチさせるチックが始まりました。

口を動かすチックと目のチックは2ヶ月程で治りましたが、豚鼻チックは音、回数とも増えていきました。

小学6年生の夏には豚鼻チックと並行して、頭を後ろに激しく倒してブンブン振るチック、アゴを亀のように前にクイクイと出して顔を横に動かすチックがひっきりなしに現れ、今思うと一番のチックのピークだったのだと思います。

学校でからかわれたりなどのトラブルもありましたが、本人の頑張りで学校は休まず登校していました。

それでも家に帰ってきてからは気持ちの浮き沈みが激しく、「なんで僕にはこんなクセがあるんだ!これのせいで人生全然楽しくない!!」と泣きわめくこともしばしば。

この頃は私も精神的に参ってしまい、チックが出まくっている息子の前でため息をついたりしてしまっていました。

なんで我が家がこんなに辛い事を経験しなくてはいけないのか、いっそのこと息子と死んでしまいたい、と思うほどでした。

◉今回CBIT(シービット)キダメソッドを受けられることを決めた理由を教えてください

チックが始まってから、ネットで色々な事を検索し、出来ることはすべてしてきました。漢方薬、抗精神病薬、整体、お祓いなどなど、、

漢方薬や抗精神病薬は首振りなどの運動チックには若干の効果はあったものの、豚鼻チックにはまったく効果は無く、これはもうピークが過ぎるだろう18歳くらいまで耐えて日々を過ごすしかないのか、、と毎日絶望の暗いトンネルの中にいました。

もう諦めるしかないと思ってはいても、ネットで検索する日々。

そこでたまたまCBITを受けられてチックが改善されたお子さんのお母様のブログを目にしました。

そこから木田先生のブログに辿り着き、皆様の感想文を漁るように読みました。

しかし、読んでみても「これはごく一部の成功した例であって、うちの息子には効かないだろうなぁ。」と思っていたのが本音でした。

ある時、新しくブログにアップされた感想文の内容が、息子と同じ豚鼻チックが改善したというものだったので、豚鼻チックにも効くの!?これはやってみる価値があるのかも…と、その場で即、木田先生にメールを送りました。

◉お子さんがCBIT(シービット)キダメソッドを受けられている中で変化したこと、気づいたこと、成果があれば教えてください

セッションの時間的に部活を早退しなくてはいけなくて、部活大好きな息子はそれが気に食わずセッションの始まりはいつも不機嫌な態度でした。(木田先生すみませんでした。。)

初回のセッション後、先生から出された宿題を親子でするのにも、息子はなかなか真剣に取り組んでくれなくて、私はイライラし焦るばかり。

これではいけないと思い、息子と向き合って話をしてみると、今まで見て見ぬふりされて自分の中で無いものとしていたチックと、いきなり向き合うことになり、現実に引き戻され気持ちが落ち込んでいるような感じでした。

でもこれからは木田先生やCBITが必ず助けになるから信じて頑張ってみよう!と励まし、息子も真っ直ぐ私の目を見て涙を流しながら頷いてくれました。

それからは呼吸法の声掛けを地道に行い、息子もそれに応じて家でも学校でも呼吸法をしていきました。

そうしているうちに、3回目のセッションあたりから、あの激しくてうるさくて耐え難い音だった豚鼻チックが減ってきたのです。

息子もCBITに手応えを感じたのか、先生の厳しくも熱意ある声掛けのお陰もあり、呼吸法も進んでやるようになりました。

豚鼻チックが治ってきた反動でなのか、それまで落ち着いていた首振りチックが激しく出だした時期がありましたが、拮抗反応と呼吸法で徐々に衝動が治ってきました。

最終のセッションを受ける頃には、ごくたまにする豚鼻チックと、興奮した時に白目をむくチックが少し出るくらいにまで落ち着きました。

目のチックは困り度が低いので良しとしています。

◉CBIT(シービット)キダメソッドを受けた感想を教えてください

息子のチックが始まってから、我が家はどん底にいました。自分が産んだ子なのに息子を可愛いと思えない、最低な母親でした。

「チックには優しい無視を」という定説を心に置いていましたが、あの激しい豚鼻チックと首振りチックをどう無視しろと、、?と日々悶々としながら生活していました。

でもCBIT療法では、チックが出ている時、出そうな時に呼吸法の声掛けをしてもいいのです!

「今、鼻鳴ってるよー。CBITしようか。あー、今、首が動いちゃったね!あら、お母さんが見てない隙にコッソリ首動かしたでしょー?バレてるよ!アハハッ!」と穏やかに笑って?指摘することが出来る様になったのが私にとっては気持ちが開放されたようでとても良かったです。

息子も「首、バレてたかー!笑」と笑いながら答えてくれるようになりました。

チックの衝動が治ってきてからは、双子の妹とその下の妹との関係性も良くなりました。これまではすぐ喧嘩になる短気な息子に接しないようにしていた妹達でしたが、最近では3人で楽しく遊ぶ姿をよく目にします。

ほんの2か月前までは豚鼻チックのうるささに参っていたのに、今では3人の子供達の大笑いする声がうるさいなーと思いつつ、幸せを感じている自分が今でも信じられません。

周りを気にして息子との外出もなかなか出来なかったのですが、今では2人で買い物に行ったり、2人で料理をしたり、親子関係も良好になりました。

セッションを受ける前に木田先生が「セッションが終わる頃には大きな変化がおきているはず。」というメールをいただきましたが、本当にそうなっています。

拮抗反応と呼吸法でこうも変化するとは。

本当に木田先生とCBITの開発にご尽力いただいた方達には感謝しかありません。

有難うございました。

あの時、諦めずにネット検索してCBITを見つけ出した自分にもグッジョブです。

CBITを素直に受け入れて実践している息子もグッジョブ!

CBITに出会えて本当に良かったです。 

◉CBIT(シービット)キダメソッドをどんな人に勧めたいですか

チックで日々辛い思いをしているご家族全ての方にお勧めしたいです。

特に音声チックには効果があると思います。

◉その他、何かチック、トゥレットのお子さんをお持ちの親御さん達にお伝えしたいことなどあればご自由にお書きください

我が家の場合ですが、CBITを始めてから見事に180度、家の中の雰囲気が変わりました。それほど子供のチックというのは、あらゆるものを支配して心を蝕んでいくものだと痛感しています。

少しでもそれから解放されるように、CBITは助けになると思います。

でも、チックは一筋縄ではいかないとも思っていますので、今は息子の状態が良くても、この先また大波が来るかもしれません。

拮抗反応や呼吸法でどうにもならない時は、また木田先生にご相談させてもらおうと思っています。私にとっても息子にとってもCBITはお守りです。

チックに悩みCBITを始める直前に、我が家のシンボルツリー的な観葉植物が、うちに迎え入れてから7年で初めて全部の葉が枯れ落ちました。もう死んでしまったのか、とまるで今の我が家のようだ、CBITもうまくいかないのかもしれない、と落ち込んでいましたが、CBITで息子のチックが改善してしていくのと同時に、とても綺麗な葉が次々と芽吹いてきました。

スピリチュアル的な事はよく分かりませんが、息子や我が家の復活を表しているようで、とても不思議な感覚でいます。

この葉を見るたびにチックを思い出し、日々のCBITを続けていこうと思っています。

チックで悩んでいらっしゃる方、諦めないでください。絶対に治す!という強い意志がお子様にあれば、改善の道は開けると思います。

チック、トゥレットのための 日本CBIT(シービット)療法協会

(括弧内はお母さんによる数字です)

木田のコメント

宮崎県の中2男子君です。

最初のセッションの時にはブビー、ブビーという豚鼻チックがひっきりなしに出ていました。

これは本人も嫌だろうけど、お母さんや家族もなかなかきついだろうなと思いました。

本人に結構な癇癪があり、お母さん自身も癇癪持ちだと聞いたので、もしかしたらこの子のチックは手強いかもと思ってたのですが、お母さんも書いておられる通り、涙の話し合いの末に本人がチックと本気で向き合うことを決意し、CBITを真面目にやり出したおかげで、セッションの回を重ねるごとに豚鼻チックは減っていきました。

中2男子君の豚鼻チックが減っていくと、お母さんの精神状態が和らいできて嬉しそうなので、中2男子君はそれが励みになってもっと頑張るという好循環が起こっているのがとてもよく分かりました。

このあたりは子供さんのチックのCBITによる改善に対する評価の辛いお母さんには参考にしていただきたい点ではあります。

まだこのチックが残っているんですよとネガティブなところに焦点を当てるのではなく、他のチックは大きく減っていることなどをいっぱい褒めてあげて欲しいのです。

なかなか練習しないとディスるよりも、ほめておだてて木に登らせましょう。

人間褒められるのは誰でも嬉しいものです。

まして、お母さんに褒められることは子供にとっての生きていく拠り所みたいなものですから、少しでも呼吸の練習とかをしていたら褒めてあげましょう。

セッションの真ん中あたりで、中2男子君が妹たちに優しくなってきたんですという言葉をお母さんから聞いて、これは癇癪の衝動が治ってきたみたいだな、ますますチックは減る方向に向かうなと思っていたら実際にそうなっていきました。

観葉植物が蘇ったのがCBITのおかげなのかどうかは私には分かりません(笑笑)

セッションの後半で中2男子君の機嫌が悪いことが2回ほどあり、理由もそれなりに納得できるものではあったのでしたが、じゃ、今から機嫌を治していきましょうという私の指示に彼なりに必死に食らいついてきて、見事に機嫌を治してしまったのには私も驚きました。

ああ、これはチックが減っただけではなくて、人間的にも大きく成長したなと感じました。

妹さんたちと楽しそうに遊ぶ中2男子君の姿をお母さんが隠し撮りした動画を見せてもらいました。

それまでは妹さんたちはお兄ちゃんを怖がって近づかなかったそうです。

チックをコントロールできるかできないかで家族の姿は大きく変わるんだなと実感させられました。

でわ

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