チックに縛られなくなった娘は元々の明るい姿に戻りました。

◉CBIT療法を受けられる前のお子さんの状況を教えてください

娘が小学校2年生ごろ(8歳)に、まばたきの症状が出始め、小児神経科を受診しました。

瞬きは一度おさまリましたが、3年生に上がって、次々に運動チックが現れました。 

肩振り、激しく首振り、口を開ける、両腕がピクピク動く、腹筋がピクピク動くなど、音声チックの咳払いもありました。

ピークの時には数秒単位で症状が出て、本人はとても辛くて、薬を飲み始めました。

薬の量や種類が徐々に増えてきて、チックの症状は軽くなりましたが、薬の副作用を心配していました。

4年生、コロナ休校期間にチックの種類が変わって、チックの衝動も強くなりました。

横になると、痙攣するように突然激しく首、腕、足をブルブルさせる動きが出ていました。

勉強机やピアノを強く叩くこともありました。

6月から、学校の授業中や習い事の時などに、何回も足を強く蹴りつづけて、「もう学校に通うことができない…」と感じました。

この時期、薬が増えても効いていなかったです。

◉今回CBIT療法を受けられることを決めた理由を教えてください

娘が発症して以来、チック症の本を探しました。

意外に先進国の日本にもチック症の情報や本は少ないです。

アメリカのトゥレット協会のサイトの情報を読んでCBIT療法を知りました。

自分でCBITをやってみたけど、うまく出来ませんでした。

専門の指導者から治療法を受けることを考え始めましたが、日本にはCBIT治療者が少ないと分かりびっくりしました。

10歳になる前、症状がどんどんひどくなってきて、本人はすごく辛かったです。

もうすぐチックのピークを迎える時期、症状はもっとひどくなるかもしれない。

小児神経科の医師にCBIT療法のことを相談すると、木田さんを紹介してくれたので、すぐにCBIT療法を申し込みました。

◉お子さんがCBIT療法を受けられている中で変化したこと、気づいたこと、成果があれば教えてください

CBIT療法を始める前、家族の間ではチック症のことには触れられませんでした。

娘の前で他の人とチック症のことについて話すことも難しかったです。

始めのセッションで、木田さんに娘の症状を説明している時、娘は全身を激しく動かし始め、机を強く叩き出しました。

その時、木田さんがCBITの拮抗反応の練習を始めてくれて、娘の衝動はすぐに収まってきました。

1回目のセッションから、CBIT療法の効果を感じて、本人もすごく嬉しかったようです。

その後、「今日、チックが出た瞬間、コントロールできたよ!」と言い、すごく嬉しそうでした。

自分の大好きな学校や習い事にも通い続けることができるようになりました。

2、3回目のセッションから、大きいチックは次々と消えました。

小児神経科の薬も減りました。

娘はCBIT療法の効果を実感したので、毎日忘れずにCBIT練習しています。

◉CBIT療法を受けた感想を教えてください

娘が発症して以来、ずっと心配ばかりしていた私も、前向きに考えられるようになりました。

またチックの波が来るかもしれませんが、娘はCBITで教えていただいたことでチック症と共存することに自信を持っています。

この自信はチック症の患者や家族にはとても大切なことだと思います。

親も子供と真剣に向き合って、病気や心と体の事などを一緒に考えることができて、とても貴重な経験でした。

娘にとって、同じ病気を持っている木田さんは、母や小児神経科のお医者さん以外、始めて自分の苦しいことを分かってくれる人でした。

釣りが大好きな娘はよく釣りに行く木田さんとの共通点を見つけ、木田さんは娘の話をよく聞いてくれて、苦しいことの解決方法を一緒に考えてくれて、友達みたい存在です。

この信頼関係も今回のCBIT療法を受けた経験の中で、すごく印象的でした。

◉CBIT療法をどんな人に勧めたいですか

チックの患者さん、10歳になる前後、特に指導者の話を聞いて理解できる頃にはおすすめです。

最初は自分でCBITを練習しましたが、なかなかうまくやる方法が分からなくてできませんでした。

親ではなく、治療者が第三者として子供と話し合って練習するのは、予想以上に効果が出ると思います。 

チックに縛られなくなった娘は元々の明るい姿に戻りました。

家の中でもチック症について話すことが普通にできるようになりました。

本当にCBITをやって良かったと感じます。

◉その他何かチック、トゥレットのお子さんをお持ちの親御さん達にお伝えしたいことなど、あればご自由にお書きください。

お子さんがチック症やトゥレット症と診断された時、最初は親ごさんたちは心が混乱するかもしれません。

お子さんのためには、親の前向きの決意や理解が一番重要なことです。

正しい情報を集め、小児神経科の医師と相談し、CBIT治療法を理解し、他のサポートを見つけ、お子さんの話をよく聞いてあげるのがとても大事です。

チック・トゥレット

木田のコメント

千葉県の小4女子さんです。

ピアノが上手で、自分で作曲もできるそうです。

とても素直で理解の早いトゥレットによくいるタイプの賢い女の子です。

女の子には珍しく釣りが好きで、私が釣ったマグロやカンパチの大物の写真を見せてあげるとすごく喜んでいました。

前に住んでいた京都が好きで、京大に行くつもりなんだそうです。

お母さんは外国出身の方で、今回の感想文も時間をかけてほぼ完璧な日本語で書いてくださいました。

最初のセッションの時のチックの症状は結構きつくて、音声チックはほぼないものの、激しい運動チックが出ていました。

学校にも行けないくらい強い運動チックでしたが、初回セッションでチックはコントロールできるものだと気づいてから、急激にチックは減っていきました。

チックは脳に直接関係する症状ですので、本人がこの戦いは勝てると思った瞬間に大きく形勢は変わっていくような印象を私は持っています。

小4女子さんもかなり熱心にCBITの練習はしていたそうです。

本人が学校や習い事を再開したくて必死だったんですね。

お母さんの、今までは娘の苦しむ姿をただただ見ているしかなかったのが、CBITを知ってから一緒に立ち向かえるようになったのが大きな救いだったという言葉が印象的でした。

この言葉は多くのお母さんたちから聞くことができます。

子供がどんなに辛そうにしていても、あるいはお母さんが子供のチックにどんなに神経をやられていても、暖かい無視しかできない、家庭内でチックを無いことにしておかねばならない、それって確実に心を蝕む拷問みたいなものですね。

CBITはチックを家の中のタブーにしないという大きな効用もあります。

そう言う意味ではCBITは家族を救うとも言えると思ってます。

最後のセッションが終わってから約2ヶ月経ちますが、小4女子さんのチックは減ったままだそうです。

小4女子さんが将来、ピアニストになるか、京大に行って学者になるか、あるいは漁師になるか(笑)の夢を叶えてくれるのを楽しみにしています。

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