チックは向き合えると減り始めるような気がします。

◉CBIT(シービット)キダメソッドを受けられる前のお子さんの状況を教えてください

現在、中学2年の息子ですが、チックが始まったのは、小学4年です。

緊張すると小刻みに頭を振ることが中学1年まで続いていましたが、限定的だったので、友達から指摘されたりせず、本人も困ることなく過ごせていました。

親としては、いわゆる温かな無視をしていました。

しかし、コロナの影響で一斉休校となり、急速にチックが増悪し、文字が書けない書痙もありました。

音声チック、運動チックが次々と出て、家中の窓を閉め切っても、ご近所からクレームがくるかもしれないようなレベルの大音量の奇声でした。

◉今回CBIT(シービット)キダメソッドを受けられることを決めた理由を教えてください

息子にチックが出始めてから、ネットでチックについて検索する日々でした。

そんな中、アメブロで木田さんのブログを読み、受けることに決めました。

◉お子さんがCBIT(シービット)キダメソッドを受けられている中で変化したこと、気づいたこと、成果があれば教えてください

6月からCBITを受け始めて、1回目、2回目は息子も素直に取り組み、音声チックが減っているのがよく分かりました。

ちょうど学校が再開した頃です。

再開した学校生活は、どこの学校も同じだと思いますが、3密を避けるように指導され、ストレスフルでした。

休校中の授業の遅れを取り戻すために、1日7時間ハイペースに授業を進め、行事は全て延期され、友達ともはしゃいだり、騒ぐこともできず、息子も今までにない程、イライラし、怒り衝動が強く出始めました。

3回目のセッションで、木田さんからも指摘されたのですが、人相が変わる程でした。

書痙もひどくなり、息子は書きたくても書けない事にさらに怒り衝動が強くなり、チックも出続けていました。

息子自身、自分で自分がコントロールできない、そんな状態が嫌になり、泣いて暴れる夜もありました。

私たち親子に明日が来るとは思えない状況でした。

そんな状況でも、木田さんはチックに対する拮抗反応に加えて、怒り衝動、書痙への対処も考えて下さいました。

木田さんからの助言もあり、CBITを行いつつ、病院を変えて、投薬治療も始めました。

様々な要素が加わり、次第にチック・怒り衝動・書痙、全てが減り始めました。

◉CBIT(シービット)キダメソッドを受けた感想を教えてください

チックについて検索する日々でしたが、それでも、息子の中で何が起きているのか、私も息子自身も分からず、混乱していました。

息子は訳が分からない状態を嫌がる性格で、CBITを受け、木田さんに説明してもらう事により機序が理解でき、チックと向き合えました。

タイプによるかもしれませんが、チックは向き合えると減り始めるような気がします。

◉CBIT(シービット)キダメソッドをどんな人に勧めたいですか

母親である私はトゥレット症ではないので、息子の苦しみや気持ちを理解しきれないこともありました。

そんな時は、木田さんが代弁してくれました。

拮抗反応が出来る事で、チックに支配されない生活ができています。

チックに苦しむ方には、CBITを試して欲しいです。

木田のコメント

香川県の中2男子君です。

成績のとても良い中学生で、学年でいつも1番でないと気が済まないというくらい優秀なんだそうです。

将来は司法試験に合格して裁判官になりたいという夢があります。

最初のセッションの時には、真面目ながらもおどけた所もある、CBITに対しても非常に前向きな男子という印象でした。

セッション2回め、3回めあたりまでは順調にチックは減っていっていたのですが、お母さんも書いておられる通り、コロナ休校が明けて授業が再開したあたりから、勉強中に字が書けなくなるというチックとも強迫症状とも判断しにくい症状が激しくなり、そのせいで勉強ができなくなって、中2男子君は人が変わったようにイライラするようになってきました。

CBITセッションも、チックの抑制よりも怒りのコントロールに力点を置いたものにせざるを得なくなり、一方で字が書けない症状は改善していかないため、強迫障害の疑いもあるなと考え、香川県の神経科の評判の良い病院を調べてお母さんに紹介したりもしていました。

トゥレットは他の併発症を伴っていることが多く、他の障害のせいでCBITセッションがうまく進まないということもよくあるので、その場合は併発症の医学的治療を優先させるということにアメリカトゥレット協会のプロトコルではなっています。

中2男子君は神経科の医師の診察を受け、話をいっぱい聞いてもらった上でエビリファイを処方してもらったそうです。

その時あたりから、中2男子君の怒り衝動は激減し、字が書けない症状も減ってきて、CBITセッションも順調に進められるようになって、チックはどんどん減っていきました。

お母さん的には、医師に話を十分に聞いてもらったのが怒り衝動を減らしたのではということでしたが、私はやはりエビリファイが聞いたのではないかという気がしています。

トゥレットによく処方されるエビリファイ、インチュニブ、リスパダールなどの薬は、副作用ばかり強くてチックには効かないということが多いのですが、怒り衝動にはかなり効くのではないかというのが私の印象です。

最後の方のフォローアップセッションのあたりでは、一時のイライラが顔に貼り付いたような険しい表情はなくなり、笑いもしょっちゅう出るようになって、激しいチックの衝動もなくなっていました。

CBITセッションの中では、怒りが出てきたり、字が書けないなどの強迫的な症状が強く出たりなど、チックだけではない問題が立ち塞がってくることがよくあるため、そういうものに臨機応変に対応していくことも非常に重要な要素になってきます。

中2男子君は、勉強前に多少声が出るというチックはあるものの、また勉強に専念しやすくなったので、有名国立大学の法学部受験を目指して頑張りを再開し始めました。

人の痛みの分かるいい裁判官になってくれると思います。

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