チックを止めなければならない時には、止めることができるようになりました
◉CBIT(シービット)キダメソッドを受けられる前のお子さんの状況を教えてください
幼稚園年長ごろに音声チックが一時ひどくなったことがありましたが、以後は軽い運動チックだけでおさまっていました。
それがコロナ休校中に音声チックが再発し、毎秒の「うん」と言う声が止まらなくなり、本人も自分の声に気付いて不安で眠れなくなりました。
塾でテスト中に周りにジロジロ見られたのがショックで通えなくなり、学校が再開してからは友達に「何でうんうん言ってるの?」と聞かれることもあって、だんだん友達と距離を取るようになっていました。
また、チックの悪化と合わせるようにして小さいことで怒りが強く出るようになっていました。
病院で薬を処方されましたが、改善は見られませんでした。
◉今回CBIT(シービット)キダメソッドを受けられることを決めた理由を教えてください
上述の通りすでに本人はチックを意識していて病院にも通っていたので、学校での困りごとを聞く中で「試してみる?」と聞いたところ、本人がやってみると言ったので受けることを決めました。
◉お子さんがCBIT(シービット)キダメソッドを受けられている中で変化したこと、気づいたこと、成果があれば教えてください
最初のセッションで呼吸を始めたら音声チックが出なくなりとても驚きました。
ただ、CBITをやめればすぐにチックが戻ってきて、何十分もかけて0にした衝動がすぐに戻るのには心が折れそうになりました。
途中でCBITをしている最中も小さく「うん」と出るようになり、木田さんに話したところ、「それは小さく出すことで楽をしてるな」と。
木田さんと一緒にしっかりやったらちゃんと止まりました。
本人は「頑張ってるのにとまらない!」と言っていたのでかわいそうと思っていましたが、これは少し厳しくした方が良いかな?と思い、以降は私もしっかり言い、息子も怒りながらも諦めずに続け、アップダウンしながら途中ほとんどチックが出ない状態になりました。
現在も新しいチックが出たりしますが、その都度CBITをやって、最初に比べればかなり良くなっています。
◉CBIT(シービット)キダメソッドを受けた感想を教えてください
CBITは一生懸命やらなきゃいけないものだと思います。
効果がすぐにあらわれないとき、親としてどこまでやらせるべきか迷いましたが、本人の気持ちをあの手この手で高めて、お尻を叩いてやらせるぐらいでないと、息子のように怒り衝動がある子はダメなんだと思います。
今でも新しいチックが出てもう無理か?と思うことがありますが、CBITをして何とかやりくりしています。
CBITをやって良かったと思います。
◉CBIT(シービット)キダメソッドをどんな人に勧めたいですか
チックで困っている方はまずはやってみるべきだと思います。
◉その他、何かチック、トゥレットのお子さんをお持ちの親御さん達にお伝えしたいことなどあればご自由にお書きください
息子は小4ですが、私は息子がチックになったときすぐに就職のことを不安に思いました。この症状でも就職できる仕事はあるか?自分でお金を稼いで生きて行けるのか?母親ってそんな先のことまで心配してしまう生きものだと思います。
子供の人生を背負って、自分のこと以上に考えていると思います。
だから心配で不安でいっぱいになる。
でも、最終的には子供の力を信じるしかないのかなと思います。
めげずにCBITをやっている息子を見て、少し頼もしいと思いました。
今お子さんの症状で心を痛めている方がいたら、今日の気持ちだけでも少しでも楽になれればと思っています。
愛媛県の小4男子君です。
多くのトゥレットの子たちの例に漏れず、学校の成績が良く、中学受験を目指しているのだそうです。
トゥレットの子たちに頭のいい子がやたら多いのには本当に驚かされます。
この小4男子君も、見るからに頭が良さそうで、話してみてもやはり賢くて、これで小4か!?と思うことが多かったです。
粘り強さもかなりのもので、なかなか下がっていかない衝動を相手にどこまでも闘い続ける闘志があります。
CBITというのはトゥレットを治療するものではなく、拮抗反応というチックを出せなくする筋肉の動きを入れることでチックを抑制し、その結果として起こる衝動の低下でチックの発生頻度を下げていくというものです。
衝動を低くしていくので治療しているように見えますが、トゥレットの根本的な原因にアプローチしているわけではないので、チックは少なくはなっても完全に消滅するわけではありません。
私はよく、CBITを筋トレに例えて言います。
筋トレはやればやっただけ筋肉が増えて太くなりますが、さぼっていると筋肉は落ちていきます。
CBITもやればやっただけチックは減っていきますが(筋トレ同様に個人差はあります)、やらないでいるとまたチックが戻ってくることは十分にあります。
チックの衝動の強さやしつこさによっては、なかなか減っていかないあるいは減ってもまたすぐに戻ってくるということもよくあります。
筋トレに例えるのは、ずっとやり続けないと効果が持続しないところが似ているからです。
CBITをやったものの、セッションが終了した後は練習しなくなってしまい、チック出まくりになっている子も結構います。
そういうケースというのは、本人がチックでさほど困っていないということなんですね。
ある意味、チックであまり困っていないというのは良いことです。
お母さんにとってはすごく困るんですけどね。
一方で、チックをなんとかしてなくしたいと思っている子たちは、とても一所懸命にCBITし続けるので、チックは減ったままになり、そのうち年齢的に衝動が減っていって、チックはほとんど残っていないところまで言ったりします。
CBITは万能の魔法ではありません。
CBITは自らを助けるものを助く、そういう言い方もできるかもしれません。 愛媛の小4男子君も、チックの衝動や怒りの衝動に負けることなく、きっと自分の道を切り開いていってひとかどの人物になってくれるものと信じています。
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