セッションを重ねるうちに、衝動を落とすことができるということを体感し、それは自分でコントロールするのだということに気付くことができたと思います

◉CBIT(シービット)キダメソッドを受けられる前のお子さんの状況を教えてください

3 歳頃瞬きのチックから始まり、10〜11歳の時と中3の受験時期に空咳、首振りが激しくなりかなりつらい時期がありました。
高校入学後は、波はあるものの順調でしたが、高1の12月の期末試験前から空咳(息をハッと吐く)が強く出るようになり、高2になってクラスで模試を受けられなくなり、休んだり別室受験させてもらうようになりました。
精神的にもかなり追い込まれたような状況で、チックの治療のできる病院に変えた方がよいのかという迷いを感じていました。

◉今回CBIT(シービット)キダメソッドを受けられることを決めた理由を教えてください

5月に行われたトゥレット協会の医療講演会で木田先生のCBITについて知りました。
ちょうどその頃に、模試が受けられず息子がつらい状況にあったので、CBITについて話すと本人もやってみたいとのことで、年齢的にもタイミング的にも今しかないと思い決めました。

◉お子さんがCBIT(シービット)キダメソッドを受けられている中で変化したこと、気づいたこと、成果があれば教えてください

今まではチックを指摘せずに見守ってきました。
本人としても、チックが多く出てつらい時も、苦痛の中で1人で何だか分からない不安と闘っていたのだと思います。
「こんな体に生まれなければ…」「人生をリセットしたい…」と、自分の人生を悲嘆することもありました。
CBITキダメソッドを始めてからも、「時間の無駄…」「頑張ってやっても、普通の人たちと同じになるだけ…」と葛藤する気持ちがあったようです。
でも、セッションを通して、チックがどういう病気でどんなメカニズムで起こり、どう対応していくのかということを理解したことと、自分の中で起きていた感覚を木田先生は分かってくれて、言葉で伝えてくれることで訳が分からなかった不安が消えていったように思います。
そしてセッションを重ねるうちに、衝動を落とすことができるということを体感し、それは自分でコントロールするのだということに気付くことができたと思います。
セッションを終えた今、自分の人生に悲嘆する気持ちは薄れ、例えチックが多く出たとしても気持ちを混乱させることなく対処できるくらいに成長できたのではないかと思います。

◉CBIT(シービット)キダメソッドを受けた感想を教えてください

息子は劇的な改善はみられなかったのですが、CBITキダメソッドを通して息子も私も得たものがたくさんありました。
木田先生には、CBITキダメソッド以外のこともたくさん教えて頂きました。
息子のこれからのことが気がかりでしたが、チックを持ちながらの生き方について息子も私も、とても前向きに捉えることができるようになりました。
私にとって良かったことは、木田先生のお計らいで同時期にCBITキダメソッドを始めた、同学年の子供さんのお母さんと連絡を取り合うことができるようになったことで、大きな心の支えとなりました。
まじめに取り組まない息子にかなりイライラしましたし、目に見える効果もなかなか出てこなくてこちらがめげそうになる時もありました。
そんな時に、息子の気持ちもわたしの気持ちも理解してそのお母さんがかけてくれた言葉に本当に救われました。
息子自身にとっても、同じような思いをしている同級生がいると知ったことが変わるキッカケになったと思います。

◉CBIT(シービット)キダメソッドをどんな人に勧めたいですか

息子の場合は、時間的なことや素直にセッションや練習ができないなど、高校生ではスムーズにいかないことが多いなぁと感じました。
でも、高校生だから理解できたこともたくさんあったと思います。
今、チックに関する状況が停滞してしまって、先のことを考えて不安を感じている方はきっと1歩、前進できる何かをつかめると思います。

◉その他、何かチック、トゥレットのお子さんをお持ちの親御さん達にお伝えしたいことなどあればご自由にお書きください

1を話して10をわかってくれる木田先生や出会えたお母さんには本当に感謝しています。
これからも息子と私の人生の支えになることと思います。
CBITキダメソッドをやって、本当に良かったです。

 

木田のコメント

神奈川県の高2男子君です。
CBITキダメソッドでの高校生くらいの年齢というのはなかなか微妙な年頃ではあります。
CBITというのは簡単に言えば癖の作り変えのようなものですから、脳が出来上がってしまえばしまうほど効きは悪くなります。
脳がまだ柔らかくて成果の出やすい小学生に比べると明らかに効果の程度は低くなります。
個人差もある上に呼吸練習など日々の努力をどれくらい頑張ってやってもらえるかにも影響されます。
高2男子君の場合は、結構練習もやってくれている感じがあったのに、全体としては10あったチックが5から7くらいまで減った程度だったので、私自身の力不足も痛感せざるを得ないところはありました。
とは言え、お母さんも書いておられる通り、高2男子君の、チックのある自分の人生に対する向き合い方はかなり変わったようで、小学生たちのようにガクンとチックがなくなりましたとはいかなかったものの、必要な時にはチックをしっかりとコントロールする力は身につけてもらえたように思いますし、チックがあっても挫けずに前向きに生きていく姿勢も持てるようになってくれたと思います。
私がかなりハッパをかけたので、大学受験の勉強もこれからは必死に頑張ってくれるものと信じています。
高2男子君はなかなかのイケメンのスポーツマンですので、チックをコントロールして受験も制圧してしまえば、実り多い未来が待っているに違いありません。
頑張ってください!

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