今までは相当きつかった電車も、ストレスを感じずに乗ることができるようになり、友達との外食も周りを気にすることなく楽しくできるようになったので、生活しやすくなりました

愛知県高3男子T I君

◉CBIT療法を受けられる前のお子さんの状況を教えてください

中学1年の秋頃にチックを発症しました。
その頃から叫び声を出す、座りながらジャンプする、体をビクンビクンさせるといった症状が中学3年間を通じて出ていました。
家の中では近所迷惑になる程チックが出ていましたが、学校では多少は我慢することができ、中学3年の2学期の始業式に初めてクラスメートのみにカミングアウトするまでは、学校にはチックのことを伝えていませんでした(何度か友達に指摘されることはあったものの、誤魔化しながら過ごしていました)。
高校に入学する頃にはチックがひどくなっており、音声チック(汚言症含む)、首振り、ジャンプ、文字を書く時に落書きをしてしまうなどといった症状のある日が続いていました。
さらに学年があがるにつれ、勉強に対するプレッシャーからか、上記の症状がいつにも増して出てくるようになっていました。

◉CBIT療法を受けている中で変化したこと、気づいたこと、成果があれば教えてください

CBITセッションではチックの前駆衝動をブロックし、チックを出さないようにするためのトレーニングを学びました。
音声チックは呼吸法によりだいぶ抑えることができると感じています。
家にいるときはもちろん、外出している時も前駆衝動を感じたら呼吸法をします。
これをするだけで大きなチックの衝動は抑えられます。
また筋肉弛緩法も非常に高い効果があリました。
特に、私の場合は首振りが悩みの種であったのですが、首と肩に力を入れる筋肉弛緩法を実践するだけで、前駆衝動をブロックすることができました。

◉CBIT療法を受けた感想を教えてください

私がCBITを受けた時期は、大学入試がちょうど終わった頃であり、さらには比較的チックが少ない寒い時期ということもあり、ストレスが少ない状態で受けることができました。CBITのメインである呼吸法と弛緩法、この2つをするだけで前駆衝動を抑えることができます。
今までは相当きつかった電車も、ストレスを感じずに乗ることができるようになり(コロナにより最近は乗っていませんが)、友達との外食も周りを気にすることなく楽しくできるようになったので、生活しやすくなりました。
今は4月になったばかりで、大学という新しい環境の中での生活や、暑くなる時期に入るので(私は夏にチックがひどくなる傾向があります)、チックがまたひどくなってしまうのではないかという不安はあるものの、CBITで学んだことを実践して、チックが出る前に前駆衝動を抑えるよう意識していこうと思っています。

◉CBIT療法をどんな人に勧めたいですか

もちろんチックで困っている人に勧めたいです。
CBITを受けたからといって、必ずしもチックが完治するというわけではないのですが、生活をする上での苦痛が大幅に減ると思います。
チックのせいで〜できない…、チックのせいで〜を諦める…、そういった気持ちをもう持ちたくないといった思いを持つ人はCBITをぜひ受けていただきたいです。

その他、何かチック、トゥレットのお子さんをお持ちの親御さん達にお伝えしたいことなどがあればご自由にお書きください。

私は教員を目指していますが、チックが理由で目標を諦めることは絶対にしたくなかったので、なんとしてでも4年後までにチックを減らしていきたいと考えていました。
そんな中、このCBITを受けて、チックが減っていき、生活が前に比べて楽になったと感じることができています。
ただ、CBITを受けた時期が、比較的チックが大人しい寒い時期である上に、長期休暇の最中であるので、これから学校が始まり、さらに気温が上がっていくとまたチックがひどくなってしまうという不安はあります。
そんな中でもCBITで学んだ呼吸法や弛緩法を使って、チックを抑えていけばまた生活しやすくなると信じているので、環境が変化しようともCBITの実践を心がけていこうと思います。
木田さん、CBIT療法のご指導ありがとうございました。

木田のコメント

愛知県の当時高3だった男子君です。

大学受験も済んでいたくらいですから、もう十分に大人で、それだけにCBITに対するやる気、モティベーションはとても高いものがありました。

一方で、私の経験的には、CBITは年齢が15歳くらいを過ぎてくると、脳の造りが固まってくることと関係するのでしょうが、効きが鈍くなってくるという事があり、この高3男子君もある程度そんな傾向のために苦労しているところがあるように感じていました。

CBITには2つの効用があります。
1つは、チックが出そうになったらブロックして出ないようにできること。
もう1つは、チックの元にある衝動を減らして、チックを減らしてしまうことです。

年齢が高くなると、チックのブロックには巧みになる一方で、衝動がなかなか減っていかないということがあるようです。

高3男子君の場合、首振りチックに強い衝動があるようで、なかなかチックも衝動もセッション6くらいまでは減っていきませんでした。
セッション7で首振りが激減しており、ここで衝動も峠を越えたという感じでした。

大学生活が始まる前になんとかしたいという本人の切迫した思いがあったので、CBITの練習も相当一所懸命にやっていたようです。

そういう意味では、年齢がある程度高くなっても、熱意次第で壁は越えられると言えるようにも思います。 トゥレットは障害ですので、寛解はあっても治癒するということはないというのがCBITの元締めであるアメリカトゥレット協会の見解です。

CBITは強力な武器ですが、戦いを終わらせられる訳ではない。

CBITでチックをブロックし、衝動を抑え込んで、とりあえず休戦に持ち込み、自分の体に対するコントロールと日々の暮らしと人生の目標を取り戻して寛解を待つ、そんな感じです。

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